三重県にウミガメ保護施設を併設する道の駅があるのをご存じでしょうか? 誰でもウミガメを観察することのできる入場無料の施設『ウミガメ公園』なのですが、先日ここにかわいいお客様からこんな質問が寄せられました。

ゆいさんから寄せられた、「なんでカメにも つのがある(口につのがある)カメもいるの?」という質問。そもそも、"カメにツノってあったかな?"と首をかしげたのは筆者だけではないはず。一体どこにあるのでしょうか?

飼育員さんの回答はというと……

子ガメが生まれてくるときに殻を割ることができるよう、口の上に「卵角(らんかく)」と呼ばれる角があるのだとか。みなさん、知っていましたか? 成長とともに消えてしまうそうなのですが、あくまでも「おきもちていど」とのこと。

その「おきもちていど」の卵角というのが、こちらです!!

今まさに、子ガメが卵角を使って殻を割って出てきたようですが……はて、どこにツノが??

もう少しズームしてみましょう。ここです!

ん?? ツノとは??

えっ! 想像以上にちっちゃい! 小さ過ぎます(笑)。

かわいらしい質問と、それに対する飼育員さんの回答。このやり取りに、SNSでは「かわいすぎるし、質問した子の観察眼すごい〜 ”おきもちていど”の角となかなか大人な言葉での返しも好き」「おきもちていど、のつのー! 知りませんでした!!!」「子どもの観察力ってすごいなあ」とみなさんほっこり。執筆時点までに、投稿は7.4万もの"いいね"を集めています。

まさに「おきもちていど」の子ガメの卵角。その目で見て確かめたい方は、ぜひ三重県紀宝町にある道の駅『ウミガメ公園』に足を運んでみてください。