小学館の「ぷっちぐみ」と「ちゃお」各編集部の視点で女子小学生のリアルをレポートする「JS研究所」は10月30日、「月経(生理)・ブラジャーに関する調査」と「ムダ毛の悩みに関する調査」の結果を発表した。生理・ブラジャーに関する調査は2024年6月7~8月4日、ちゃお読者またはその家族(応募総数178、集計数48)を対象にインターネットで行われた。ムダ毛に関する調査は2024年8月2日~8月30日、ちゃお読者またはその家族(応募総数1484、集計数1000)を対象に雑誌によるハガキアンケートで行われた。
高学年JSの「月経(生理)のお悩み」第1位は「出血の量が多いこと」
10~12歳の高学年JSのうち、月経(生理)がきたことがある割合は3割以上だった。
初潮を迎えている高学年JSの全員が何かしらの悩みがあると回答し、悩みの第1位は「出血の量が多いこと」だった。次いで出血が長く続くこと、月経痛・心の不調があげられた。悩みの相談先や調べる方法では「友だちに相談」が最多だった。また、月経がきたことがあるJSが知っている生理用品ブランドは他を圧倒して「ロリエ」が多く回答された。
高学年JSのブラジャーに関するお悩み第1位は「自分に合うサイズがわからない」
10~12歳の高学年JSのうち4割以上がブラジャーを着けたことがあると回答した。
ブラジャーに関するお悩みでは第1位が「自分に合うサイズがわからない」、第2位が「もっと大きい/小さいサイズが欲しい」で、サイズに関するお悩みが多く集まった。月経の悩みの相談先では「友だち」が最多であったのに対して、ブラジャーについてはお母さんに多く相談していることがわかった。いずれもインターネットやSNSで調べるという回答も上位にランクインしており、直接身近な人に相談するだけではなく、ネット上の情報も頼りにしていることがうかがえる。
また、買ったことがあるブランドでは下着ブランドを抑えてファストファッションブランドがTOP3を占めた。
高学年JSの半数以上がムダ毛に悩み
高学年JS(ちゃお読者)でムダ毛について悩んだことがあるJSは52%と、半数を超えていた。新型コロナの影響も落ち着き人と対面で会う機会が増えたことの影響か、昨年行った同様の調査から1割程度増加している。悩み始めた時期は低学年の頃からが最多で、早いうちから気にしているJSが多いことがわかった。
また、ムダ毛ケアをしたことがあるかという質問では「ない」と回答したJSが多数ではあるものの、「ある」と「ないけど興味はある」の合計が半数を超えており、ケアへの関心も高いことがうかがえる。実際に行ったことがあるケアでは、「カミソリ」「専用シェーバー」「除毛クリーム」が大多数を占めており、自宅でケアしているJSが多いことがわかった。