お金持ちな人と、貧乏な人の間には、どんな違いがあるのでしょうか。本記事では、筆者が研究してきたことや経験から、お金持ちな人と貧乏な人の「もっとも大きな違い」について考えをまとめていきます。
◆金持ちと貧乏になってしまう人の違い
結論から書くと一番の違いは「お金を余らせる力」の有無だと筆者は考えています。つまり、「すくない支出で幸せに暮らしながら、社会貢献を通じて多くの収入を稼ぐチカラ」で、金持ちはこの力を持ち合わせています。
ダイエットを成功させるためには「消費カロリー>摂取カロリー」という不等式を満たす必要があります。食事を制限して摂取カロリーを減らしたり、運動して消費カロリーを増やしたりするのです。
お金持ちになる方法もこれと同じで、「収入>支出」という不等式を満たす必要があります。
お金持ちは「お金を持っている=使わなかったお金が多い」からお金持ちになっています。
たくさん稼いでも豪遊すればお金は貯まらないですし、支出を限界まで切り詰めても収入がなければ赤字です。だから、コストを抑えることと、お金を稼ぐことを同時にバランス良く突き詰めるのが大事です。
◆お金持ちになりたいなら、タイパとコスパを意識する
一般論として、個人がお金持ちになろうと思うと、いかに時間とお金を効率良く使うかが大事になります。いわゆる「タイパ」や「コスパ」ですね。この2つを意識してみてください。
「タイパ」を意識すると、自分の時間を効率よく使ってお金を稼ぐには、いま、どんなことに時間を使うべきなのか。いま時間を使うことで、お金を稼げたり、将来的に時間を節約できることはなんだろうかと考えるようになります。
お金持ちはこういう「時間の損得勘定」が貧乏な方よりも上手です。頭を使わずにボケーっと過ごしている人と、脳みそがちぎれるくらい頭を使ってストイックに過ごしている人では、生産性がケタ違いです。
「コスパ」を意識すると、お金を効率的に使うようになります。例えば株式投資や不動産投資のようにお金を使って「将来の収入を買う」こともできますし、本などを買って「時間を買う(自分で考えたり実験したりする手間を省く)」こともできます。お金持ちはこういう「お金の損得勘定」が貧乏な方よりも上手です。
◆まとめ
以上をまとめると、次の2点です。
・金持ちと貧乏の一番の違いは「すくない支出で幸せに暮らしながら、社会貢献を通じて多くの収入を稼ぐチカラ」
・「収入>支出」を徹底するには、タイパやコスパにストイックになる必要がある
一言でまとめるなら「お金や時間を、どれだけストイックに効率よく使えるか」ということなのだと思います。
文:中原 良太(個人投資家・トレーダー)
18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞。主に株式投資とマネー(お金)についての情報をSNSやYouTube、メルマガなどで発信。IQ上位2%のMENSA会員。
文=中原 良太(個人投資家・トレーダー)