寂しいと感じる瞬間は誰にでもあるもの。そんなときに、「どうすればいいかわからない」と悩んでしまう人も少なくないでしょう。本記事では、寂しい時の対処法やおすすめの過ごし方を紹介します。また、やってはいけないNG行動も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
寂しいと感じる原因
人はどんな時に寂しいと感じるのでしょうか。寂しさを感じる原因は人それぞれ異なりますが、ここではよくある原因を紹介します。
コミュニケーションが少ない
人はコミュニケーションを通して他の人とのつながりを実感することができます。普段からひとりで過ごすことが多い人は寂しさを感じやすくなるでしょう。また、家族と同居していても仲が良くなかったり、忙しくて不在になりがちだったりで会話が少ない場合は寂しい感情が強くなることがあります。
自分に自信がない
自分への自信のなさが寂しさを感じる原因になることもあるでしょう。自分に自信のない人は、「周りと比べて自分には何もない」「こんな魅力のない自分は誰からも愛されない」といったネガティブな思考に陥りがちです。
考えているうちに、誰からも関心を得られないのではないかという思いが止まらなくなり、寂しさにつながることがあります。
理解者がいないと感じている
家族や友人が、自分を「理解してくれない」「わかってくれない」と感じることが寂しさの原因になる場合もあります。本音を話せる人や心が通じる人など、たったひとりでも自分の事をわかってくれる理解者がいれば、この寂しさは緩和されるでしょう。
素の自分を見せるのが苦手
素の自分を見せるのが苦手な人は、自分ひとりで悩みや不安を抱え込む傾向があります。本音をなかなか言うことができないので、人と心を通わせることが少なくなり、孤独を感じるのです。素の自分を見せない人は、誰かと一緒にいても寂しさを感じてしまうことが少なくありません。
寂しい時ってどうすればいい? 試したい3つの対処法
寂しさを抱え続けることはストレスにもつながります。寂しさをできるだけ早く和らげることが大切です。ここでは、寂しさを解消するための具体的な方法を紹介します。
寂しい気持ちを誰かに話す
寂しさを感じた時は我慢せずに、家族や友人など話せる人に連絡を取って気持ちを伝えましょう。誰かに気持ちを聞いてもらうだけでも寂しさが解消される場合があります。
自分の内面について話すことに恥ずかしさを感じるかもしれませんが、相談された側は案外うれしいものです。遠慮せずに甘えてみましょう。
自分をねぎらう
寂しさを頻繁に感じる人や、寂しさが長く続く時は自分自身にねぎらいの言葉を掛けてあげましょう。「よく頑張ったね」「ずっと寂しかったね」と自分に言ってあげてください。
また、自分自身をギュッと抱き締めたり、クッションを抱き締めたりするのもおすすめです。自分の体温で温かさが感じられ、誰かにハグされている感覚になり、気持ちが楽になることがあります。
原因を整理し受け入れる
寂しいという気持ちを素直に受け入れてみることも大切です。そのためには、まず自分の寂しさの原因をはっきりさせる必要があります。
「恋人となかなか連絡が取れない」「ひとりでいるのが寂しい」など、今の気持ちや寂しい原因をノートに書き出してみましょう。自分の状況を客観的に見つめ、寂しさを受け入れるだけでも気持ちが落ち着いてく場合があります。
寂しい時のおすすめの過ごし方
対処法を試してもなかなか寂しさが解消されないこともあるでしょう。ここでは、そんな時に試したいおすすめの過ごし方を紹介します。
しっかりと睡眠をとる
寂しい時はつい考え込んでしまい、夜更かししてしまうこともありますが、一旦諦めてベッドに入りましょう。何も考えずにぐっすり眠ると、リフレッシュできます。睡眠不足の状態が続くと、ネガティブな感情も生まれやすくなるものです。それを防ぐためにもしっかり睡眠をとることを心がけてみてください。
おいしいものを食べる
寂しい時は、おいしいものや好きなものを食べるのも効果的です。おいしいものを食べると、それだけで幸せな気分になります。自分へのご褒美として、いつもより豪華なものを食べてみるのもいいでしょう。ただし、食べ過ぎには注意してください。
体を動かす
ひとりでじっとしていると、あれこれ考える時間が多くなってしまい、寂しいと感じる気持ちが増すものです。寂しさを感じる時間がなくなるくらい、集中して体を動かしてみましょう。また、「心と体はつながっている」と言われているように、体を動かすことで気持ちが明るくなることがあります。スポーツはもちろん掃除や散歩などでもいいので、体を動かしてみましょう。
映画やドラマの世界に浸る
寂しい時は、好きな映画やドラマ、アニメなどを楽しむのもおすすめです。物語の世界にどっぷりハマって、笑ったり泣いたりしていれば、寂しさから離れることができます。ただし、見ると落ち込んでしまうような悲しい作品などは逆効果になるので、作品選びには注意しましょう。
家族や友人と会話をする
寂しいという気持ちを話せなくても、誰かと会話をしているだけで気が紛れます。家族と同居しているなら、今日あったことを話してみてください。友人に電話をして、「特に用はないけど、今何してる?」と他愛もない話をするのも効果的です。
寂しい時にやってはいけないNG行動
寂しさを紛らわすためにやった行動が、かえって寂しさを倍増させる結果になることや、他の問題を引き起こしてしまうことがあります。最後に、寂しくてもやってはいけないNG行動を紹介しましょう。
暴飲暴食をする
寂しさでストレスがたまると、つい無茶な食べ方をしてストレスを発散しようとしがちです。食べている時は一時的に寂しさを忘れることができますが、乱れた食生活は体を壊してしまうかもしれません。おいしいものを食べるにしても、適切な量を心がけて、食べ過ぎないように注意しましょう。
仲良くもない人とのつながりを求める
家族や友人に連絡をして、つながりを持つことは大事だとお伝えしましたが、仲良くない人にまで連絡をして手当たり次第に予定を入れることはおすすめしません。
気持ちが通じていない人との予定は、直前に億劫になったり、無駄なエネルギーを使って疲れてしまったりする可能性があります。つながりを持つのは「自分が会いたいと思う人」に絞りましょう。
SNSを長時間見続ける
寂しさから、長時間SNSを見続けるということもあるでしょう。しかし、SNSは他人の楽しくてキラキラした投稿も多いので、寂しい自分と比べてしまい、さらに落ち込んだ気分になってしまう可能性があります。すぐに人と比べてしまうタイプの人は、SNSを長時間見るのは避けたほうがいいでしょう。
まとめ
寂しさの原因を理解し、自分に合う対処法を実践すれば寂しさを和らげることができます。原因がわからない時や、対処法で解消できない時は、今回紹介したおすすめの過ごし方も試してみてください。自分と向き合ったり、周りの人に頼ったりしながら、上手く寂しさを払拭しましょう。