JR東日本東北本部は31日、仙山線の奥新川駅と面白山高原駅において、今年度も冬季期間に一部列車を通過とすることを発表した。通過期間は2024年12月1日から2025年3月14日まで。19時台以降に停車している上下各3本の普通列車が対象となる。
仙山線の快速・普通列車は仙台駅から愛子・作並・山形方面へ運転され、冬期に降積雪量の多い宮城・山形県境を走る。作並~山寺間の途中駅である奥新川駅(宮城県仙台市青葉区)と面白山高原駅(山形県山形市)はとくに利用が少なく、通常ダイヤにおいても快速列車が全列車通過するほか、朝および夜間に運転される一部の普通列車(下り3本・上り2本)が両駅を通過している。
奥新川駅・面白山高原駅ともに冬期期間は一部の普通列車が通過しており、今年度も「積雪による列車の大幅な遅延などのリスク低減をはかり、安全で安定した鉄道輸送を提供するため」として、冬期に一部列車が通過することとなった。通過期間は12月1日から3月14日までだが、積雪の状況等により、通過期間を延長する場合がある。
現在、奥新川駅19時14分発・19時46分発・20時57分発、面白山高原駅19時28分発・19時56分発・21時7分発となっている仙台発山形行の下り普通列車3本、面白山高原駅19時24分発・20時15分発・21時1分発、奥新川駅19時33分発・20時25分発・21時15分発となっている山形発仙台行の上り普通列車3本が通過列車に。12月1日以降、両駅とも19時台以降は全列車通過となる。