不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」は、住宅購入者1,099名を対象にアンケートを実施し、「中古物件購入時に注意すべきこと」を調べた。

中古物件を選んだ理由は「希望する立地条件・地域だったから」が最多

住宅購入で最終的に中古物件を選んだ人に「中古物件を選んだ理由」について聞いたところ、最も多かったのは「希望する立地条件・地域だったから」(45.0%)、次いで、「実際に見ることができたから」(26.4%)、「設備や間取りなどの条件が見合ったから」(24.8%)となった。

また、住宅購入で中古物件を検討した人に「中古物件検討時の不安」について聞いたところ、「価格の適正さ」(30.3%)が最多回答となった。2位以降は「耐久性(老朽化)」「リフォーム/修繕などの追加費用」「見た目/デザイン(古さ・汚れ)」「住み心地」と続き、実際に住む際にどのくらいの費用がかかるのか、快適に暮らせるのかを不安に感じていることが分かった。

年代別で見ると、「価格の適正さ」「耐久性」は40代、50代で高く、反対に「見た目/デザイン(古さ・汚れ)」は20代がトップとなった。

「購入にあたって行っていたこと」のギャップNo.1は「内見」

すべての住宅購入者の購入後の満足度別に「物件購入にあたって行ったこと」のギャップを調べたところ、満足している人と満足していない人のギャップ1位は「内見」(16.0pt)で、購入後に満足している人は「内見」を重視していた。

さらに、「内見」を選んだ人の内見件数別に購入後の満足度を調べたところ、満足している(「非常に満足」「どちらかといえば満足」の合計)の割合が最も高いのは「4件」(90.9%)。次いで「3件」「2件」「5件」という結果に。「6件以上」では、割合が大幅に下がっていた。

満足度が高い人が内見に行って良かったこと

すべての住宅購入者のなかで購入時に「内見」をした人に、「内見に行って良かったこと」を聞いたところ、満足している人の過半数の56.9%が「実際の広さ・天井の高さを体験できた」と回答。次いで「日当りや眺望を確認できた」「周辺環境の確認ができた」と続いた。

内見に行って良かったことについて、満足している人とそうでない人で最も差がついた項目は、「建物の外観やエントランス、共用部を確認できた」(GAP15.6pt)で、内見で実際に住んだ後の生活を具体的に体験、確認できることが、満足度を高めることに繋がることが伺える結果となった。