ロイヤリティ マーケティングは10月29日、「第61回 Ponta消費意識調査」の結果を発表した。調査は2024年9月24日~9月27日、「Pontaリサーチ」会員3,000名を対象にインターネットで行われた。
冬のボーナスの使い道、「貯金・預金」が11年連続1位
冬のボーナスの使い道について、11年連続で「貯金・預金」が1位となった。しかし、割合を見ると2019年調査(40.5%)以降、5年連続で前年を下回り、過去最低の33.5%となった。2位は「旅行(宿泊を伴うもの)」6.7%、3位は「食品(ふだん食べるもの)」6.4%となった。「支給されない・分からない」は半数近い47.7%に。昨年に続いて、過去最高を更新した。
過去調査と比べて「貯金・預金」は、20~30代・50代で減少傾向
今年の冬のボーナスの使い道について、2022年以降の調査と比較したところ、「貯金・預金」は20代・30代・50代で減少傾向が伺えた。特に30代は今回、前年調査比で5.9ポイント、2022年調査比では9.7ポイント減少しており、減少幅が大きかった。
「支給されない・分からない」は、30代・50代が2022年調査から2年連続で増加した。特に30代は今回、前年調査比で1.8ポイント、 2022年調査比では5.8ポイント増加し、増加幅が大きかった。
冬のボーナスの支給金額が増える見込みが15.5%
今年の冬のボーナスが支給される人(見込み含む)に、昨年と比較した支給金額を聴取したところ、「増える・増える見込み」が15.5%、「減る・減る見込み」が12.5%となった。「変わらない」が最多で約6割だった。
支給金額(想定額を含む)は、前年調査と比べて「20万円未満」の減少幅が最も大きく、3.4ポイント減って17.6%だった。「40万円~60万円未満」から「100万円~120万円未満」がそれぞれ増加した。
冬のボーナスの支給金額のうち、貯金・預金したい額の割合が半分以上の人は55.0%だった。
「貯金・預金」の用途を「決めている」は約4割
冬のボーナスの使い道に「貯金・預金」と答えた人のうち、用途を「決めている」のは39.1%となった。
貯金・預金の用途について、「老後の生活への備え」が62.6%で最多だった。前年調査と比べて、変化が大きかったのは「病気や災害への備え」で、4.0ポイント増加して25.2%だった。
「節約したい」派は66.8%となり、前回調査より0.1ポイント減少
今月の家計の支出を節約したい金額に1円以上を回答した「節約したい」派は、66.8%となった。
ポイントの活用意識と節約志向
いまPontaポイントをつかいたいかについて、全体で「いまつかいたい」が最も高く、42.8%となった。
「節約したくない」派では、「分からない・決まっていない」が43.7%と最も高く、「節約したい」派では「いまつかいたい」が45.6%と最も高かった。「節約したい」派に高いポイント活用意識がうかがえる。