年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、60歳以降も厚生年金に加入しながら働けば、将来もらえる年金は増えるのかについて、専門家が解説します。

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

今回は、60歳以降も厚生年金に加入しながら働けば、将来もらえる年金は増えるのかについてです。

◆Q:60歳以降も厚生年金保険料を払い続ければ、将来もらえる年金額は増えるのでしょうか?

「60歳を超えても厚生年金を払い続けていくと、将来もらえる年金額は増えますか?」(うっさん)

◆A:60歳を超えても厚生年金保険料を払い続けていくと、厚生年金の加入期間が長くなるので、将来もらえる老齢厚生年金額が増えます

60歳を超えて厚生年金を払い続けていくと、厚生年金の加入期間が長くなるので、将来もらえる老後の年金額が増えます。

老齢厚生年金の受給金額は、厚生年金に加入していた期間と、総報酬月額相当額(おおその給与収入)によって計算されます。そのため、厚生年金の加入期間が長くなると、将来もらえる年金は増えることになります。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。

文=All About 編集部