語学学習アプリ「Duolingo」を提供するDuolingo, Inc.は、日本国内ユーザー向けに音楽コース・数学コースの提供を開始するにあたり、20歳~69歳の2,000人を対象に『算数・数学と音楽教育に関する実態調査』を実施した。日常的に数学を使うシーンは多く、算数や数学ができることが大事と8割以上が感じているにも関わらず、算数・数学の学習やトレーニングは全くしていない人が72.9%。大多数が算数・数学は自己学習していないことが分かった。

算数や数学ができることは大事だが、7割が計算力に自信がない

「日常生活において、算数や数学ができることは大事だと思いますか?」という質問に対して、8割以上が、大事だと感じていることが分かった。具体的な活用シーンとして、買い物時のお金の計算、移動時間や交通費の計算、家計管理や支出の計算などが多く挙げられている。

どの程度日常的に算数・数学を使っているかを把握するため、①足し算・引き算、②掛け算・割り算、③パーセンテージの計算、④分数の計算、⑤時間の計算について、直近いつ行ったのかを尋ねたところ、分数以外の全ての項目おいて、回答者の50%以上が過去1週間以内にこれらの計算を行ったと回答、特に足し算・引き算は、42.5%が「今日も計算した」と回答しており、日常生活で算数や数学を使う機会は多いことが伺える。

一方で、「算数・数学が好きか」という質問に対しては、全体の62.5%が、「算数・数学が好きではない(あまり好きではない、全く好きではない)」と回答。日常生活で最もストレスに感じる計算のTOP3は、税金申告や保険料などの税金や保険の計算(28.3%)、買い物時のお金の計算(16.8%)、売上・データの分析・費用計算などの仕事における計算(15.5%)で、全体の6割(60.6%)を超える結果に。

苦手意識に加えて、67.4%の人が「自分の計算力に自信がない(ない:38.1%、全くない:29.3%)」と回答。自分の計算力に非常に自信があると回答した人でも、60.6%が「もっと得意だったら良かった」と考えており、十分な自信があっても、日常生活において計算力の重要性を実感している様子が伺える結果となった。

『算数・数学と音楽教育に関する実態調査』
調査対象:20歳~69歳の男女
調査期間:2024年10月11日- 10月16日
調査方法:インターネット調査
有効回答:2,000名(20代~60代の男女:各200名)