JR北海道とJR東日本は、冬の旅行シーズンに合わせ、北海道・東日本エリアの快速・普通列車が乗り放題となる「北海道＆東日本パス」を発売すると発表した。昨年まで発売していた「北海道＆東日本パス北海道線特急オプション券」は今冬も設定されない。

  • 「北海道＆東日本パス」ポスターイメージ

「北海道＆東日本パス」はJR北海道・JR東日本の全線(JR東日本のBRTも含む)と、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道、北越急行の快速・普通列車(普通車自由席)が連続する7日間乗り放題となるきっぷ。特急列車等は原則として利用不可(「北海道＆東日本パス」とは別に運賃・料金が必要)だが、特例として特急列車等の普通車自由席など利用できる区間がある。

奥羽本線の新青森～青森間は、特急列車等の普通車自由席に加え、全車指定席で運転される快速列車等の普通車の空席も利用可能。石勝線の新夕張～新得間、室蘭本線の室蘭～東室蘭間も特例が適用され、特急列車の普通車指定席の空席を利用できる。

  • 特例として特急列車等の普通車自由席など利用できる区間

北海道新幹線は、新青森～新函館北斗間の区間内で相互発着する場合に限り、特定特急券を別途購入することで立席(空いている席)による利用が可能。なお、昨年まで発売された「北海道＆東日本パス北海道線特急オプション券」(「北海道＆東日本パス」との併用により、北海道新幹線を立席で利用できるほか、道内で運転される特急列車の普通車自由席が1日乗り放題)については、2024年春季・夏季に続いて設定なしとされた。

2024年度冬季における「北海道＆東日本パス」の発売期間は11月26日から1月4日まで、利用期間は12月10日から1月10日まで。有効期間は連続する7日間。発売額は大人1万1,330円・小児5,660円。JR北海道・JR東日本のおもな駅と指定席券売機、おもな旅行会社で発売される。