今年3月をもって38年におよぶレギュラー放送最終回を迎えたTBS系クイズ番組『世界ふしぎ発見!』が、11月9日にスペシャル番組『世界ふしぎ発見! 3時間スペシャル』(19:00~21:56)として復活する。このほど東京・赤坂のTBSで収録が行われ、終了後に草野仁、黒柳徹子、石井亮次、野々村真ら出演者が取材に応じた。
草野仁、石井亮次、黒柳徹子、野々村真らが再集結
「世界へ行こう、世界を知ろう」をテーマに、世界のあらゆるふしぎをクイズとトークで解き明かしてきた『世界ふしぎ発見!』。1986年4月19日にスタートし、今年3月30日にレギュラー最終回を迎えた。
11月9日の特番では、これまで番組が長年追い掛けてきた古代エジプト最大のミステリー「ツタンカーメン王と死の真相」に迫る。2020年、高貴な人物たちと思われる200体もの未開封ミイラが発掘され、「ツタンカーメンの王妃」の可能性が出てきたという。見つかった未開封ミイラの開封作業への独占密着を許された、世界初公開の密着映像と共に、貴重な映像で古代エジプトミステリーの謎にも迫る。
クイズマスターの草野仁、MCの石井亮次を筆頭に、黒柳徹子、野々村真らお馴染みの出演者が集結。ゲストとして、岡田圭右、影山優佳、カズレーザー、菅野美穂、デーモン閣下、西川貴教が参加し、ミステリーハンターは野口絵子、平野宏周が務める。
収録を終え、草野は「長く続いていた番組が終わると気が抜けたような気持ちになるんですが、必ず特番みたいな形でなんとかしてみんなで頑張って続けていきたいというお話も聞いていたので、それに備えて、不倫をしたり、そういうことがないように、気を引き締めて8カ月待っていました」と話し、岡田らが「まさか草野さんの口から『不倫』という言葉が!」と驚くと、草野は「ジョークジョーク」と笑い、「皆さんが真剣に自分の持っている知識を照らし合わせての答えを導こうとしている気持ちと集中力が素晴らしいなと思い、とても幸せな時間でした」と振り返った。
黒柳は「こんなに心がそろった番組も少ないと思います。とってもみんなの気持ちがそろって、いつも楽しくワイワイ、今日は『世界ふしぎ発見!』だとうれしい気持ちで家を出るという素晴らしい日々でした。これからも続くと思いますけど」とレギュラー放送を振り返った上で、「今日とってもうれしかったです。スタジオに入って来たときに、『あ~またやれるんだな』と思って」と特番の感想を述べ、「この番組は特別ですね。芸能界70年ぐらいやっていますが、その中でも本当に心に残る大好きな番組です」と思いを語った。
石井は「これまで38年間、4000時間にも及ぶ取材時間を費やしてきた貴重な映像に加えて、新たな取材で発見された驚きの映像を楽しめる3時間スペシャルになっています。大先輩である草野さんと黒柳さんに約8カ月ぶりにお会いできて、私自身、司会者として何かを吸収することができた素敵な時間でした」としみじみ。
野々村は「38年間慣れ親しんだ番組の8カ月ぶりの収録。新たな番組をスタートさせるドキドキ感でスタジオに向かいましたが、草野さんや黒柳さんをはじめ、スタッフ皆さんの顔をみたら、同窓会のような気持ちになり、すごくすんなりといつもの『ふしぎ発見』の気持ちになって楽しく収録に参加できました!」と述べ、「これから続くと思いますので、レギュラー回がまた戻ることを祈って頑張っていきたいと思います」と願望を口にしていた。