アップルは10月29日、24型液晶ディスプレイ一体型Mac「iMac」の新製品を発表した。スリムなデザインはそのままに、全モデルで処理性能を高めたM4チップを搭載。最大2台の外付けディスプレイに接続してのマルチディスプレイも可能になった。付属のMagic KeyboardとMagic Mouse、オプションのMagic Trackpadは、すべてUSB-Cポートに置き換えたのもポイント。内蔵カメラはセンターフレームに対応した。AIで多彩な機能を提供するApple Intelligenceにも対応する(現時点では英語環境のみ利用でき、日本語対応は2025年の予定)。

価格は198,000円から。予約は10月29日から受け付けており、発売は11月8日。

  • スリムなデザインはそのままに、iMacがM4チップ搭載でパワーアップ。付属のMagic KeyboardやMagic MouseがUSB-C接続になったのも見逃せない

2023年10月に発売したM3チップ搭載iMacの改良版。4,480×2,520ドットの24インチ4.5K Retinaディスプレイや厚み14.5mmの薄型ボディを継承しつつ、処理性能やNeural Engineの性能を高めたM4チップを搭載した。パネルは、オプションで反射や映り込みの少ないNano-textureガラスが選択できる。前面の12MPカメラは新たにセンターフレームやデスクビューに対応した。

  • パネルは、オプションでNano-textureガラスも選択できる(+3万円)

メモリーは、高速アクセスが可能なユニファイドメモリを採用。すべてのモデルで16GB搭載しており、最大32GBの構成も選択できる。背面の4つのUSB-Cポートは、高速データ転送が可能なThunderbolt 4に対応(8コアモデルは2ポートのThunderbolt / USB 4ポート)。最大2台の6K外部ディスプレイに接続できる(8コアモデルは1台まで)。

  • Thunderbolt 4対応のUSB-Cポートを4基搭載する

  • 8コアモデルのみ、2ポートのThunderbolt / USB 4ポートとなる

カラーはシルバー、グリーン、イエロー、オレンジ、ピンク、パープル、ブルーの全7色。製品には、ボディカラーと同じカラーリングのMagic KeyboardとMagic Mouse(Magic Trackpadも選択可能)が付属する。端子は、これまでのLightningからUSB-Cに変更され、iPhoneやiPadと同じケーブルで充電できるようになった。

  • Magic KeyboardのポートはUSB-Cに変更。10コアモデルはTouch ID搭載タイプが付属する

  • Magic MouseもいよいよUSB-C対応に

  • カラーはシルバー、グリーン、イエロー、オレンジ、ピンク、パープル、ブルーの全7色。色合いはM3チップ搭載モデルから変わっている