ソニーは10月29日、販売中のモバイルモーションキャプチャー「mocopi(モコピ、型番:QM-SS1)」においてソフトウェアアップデートを実施し、その中で「Live2D」に対応した。これまでは3Dモデルとの連携が主だったが、2Dイラストと組み合わせても活用できるようになる。
mocopiはメダルのようなトラッキングデバイスを体に5個取り付けるだけで、手軽にモーションキャプチャを行える製品。屋内にトラッカーなどを別途据え付ける必要がなく、mocopi本体とスマートフォンだけで利用可能。PCとの連携もできるようになっており、3Dモデルに自分の体の動きを組み合わせた動画配信などを最小限の機材のみで行える。
今回、このmocopiがLive2Dに対応したというもの。Live2Dは一般的なWebカメラを用いて表情や動きを認識するものだったが、カメラの範囲外の認識は行えない。そこでmocopiを利用することで画角の外でも動きを把握できるようになるほか、従来対応していなかった足や腰の動きを反映できるようになる。
ちなみに、今回のmocopi×Live2Dの協業はソニーグループ内であるという強みも活かされたようだ。株式会社Live2Dは株式会社アニプレックスと業務資本を提携しており、そのアニプレックスの親会社にSony Music Entertainment(SME)が存在している。