能勢電鉄は28日、「レジェンド1700系の運行」と「1757×4R最後の重要部検査出場記念撮影会」を開催すると発表した。同社の1700系は2026年春頃に営業運転を終える予定。現在活躍中の1700系2編成を「レジェンド1700系」シリーズとして運行し、ヘッドマーク掲出と車内装飾を行う。
能勢電鉄で現在も活躍する1700系2編成(「1755×4R」「1757×4R」)は1962年製造。高度経済成長で鉄道発展への大きな転換期となった1960年代、阪急電鉄の2000系として開発され、当時は画期的な高性能車だったという。運行開始から60年余が経過し、現役での最後を飾るべく、古参1700系2編成を「レジェンド1700系」シリーズとして運行することとなった。
2編成のうち「1755×4R」を11月3日から期間限定で「レジェンド1755×4R」とし、特製ヘッドマークの掲出と車内装飾を施して12月8日まで運行する。あわせて「レジェンド1700系」グッズの第1弾(1755編成関連グッズ)も発売。「ミニチュアマグネット2枚セット」(800円)、「2連アクリルキーホルダー」(各900円)、「車内掲出記念プレート2枚セット」(2,000円)、「マグネット付きアクリルプレート」(各800円)、「ヘッドマーク型缶バッジ2個セット」(各600円)を用意し、11月2日の「のせでんレールウェイフェスティバル 2024秋」で発売する。以後の発売場所は改めて案内する。
一方、「1757×4R」は4年に1度の重要部検査のため、阪急電鉄正雀車庫への入場を予定しており、この検査が1700系として最後になるという。検査の完成に合わせ、12月7日に平野車庫構内(平野駅から徒歩3分)で「1757×4R最後の重要部検査出場記念撮影会」を開催。第1部は9時から10時30分まで、第2部は11時から12時30分まで行われ、中学生以上を対象に110名(各部55名)を募集。参加費は1人1万1,000円。同じく12月7日の13時から15時30分まで「1757×4R最後の重要部検査出場記念プレミアムな撮影会」も開催され、中学生以上を対象に20名を募集。参加費は1万9,800円となる。
「1757×4R最後の重要部検査出場記念撮影会」「1757×4R最後の重要部検査出場記念プレミアムな撮影会」ともに両先頭車両前面の行先表示幕とヘッドマークをそれぞれ変更しながらの撮影、床下機器などの撮影に加え、サプライズ撮影も予定しているとのこと。11月5日12時から11月15日16時まで、オンラインチケット販売サイト「Livepocket」にて先着順で応募を受け付ける。決済方法はクレジットカード(VISA / MasterCard / JCB)のみとされている。
「1757×4R」は最後の重要部検査出場を経て、12月28日から「レジェンド1757×4R」に。特製ヘッドマークの掲出と車内装飾を施し、1月31日まで期間限定で運行される。