グラビアアイドルとして人気を博し、現在は女優として活躍している中村静香。11月1日に開幕するタクフェス第12弾『夕 -ゆう-』に出演する中村にインタビューし、同作への意気込みや女優業への思い、36歳の今の心境など聞いた。

  • 中村静香

    中村静香 撮影:蔦野裕

宅間孝行が作・演出を手掛けるタクフェス第12弾『夕 -ゆう-』は、長崎県のとある町にある海の家兼民宿「あいかわ」を舞台に、相川家のヤンキー3兄弟と、女子高生の夕と薫の初恋を描く甘酸っぱい青春ラブストーリー。主人公の三上夕役を矢島舞美、“もっちゃん”こと相川元弥役を古屋敬多(Lead)、元弥の親友・塩屋憲太郎役を松本幸大、夕の親友・高橋薫役を中村静香が演じる。

――タクフェス初参加となりますが、出演が決まったときのお気持ちを教えてください。

過去にタクフェスに出たことがある友達が何人かいて、「すごく楽しかったよ」とみんな言っていたので、参加できてうれしかったです。

――薫役をどのように捉え、どのように演じようと考えていますか?

薫は真面目で学級委員タイプで、控えめな子なんですけど、勇気を持ってもっちゃんに告白してから、時を経て民宿・あいかわのお手伝いをしながら、相川家の家族に受け入られて仲良くなっていきます。そこから年を重ねるごとに明るくなっていきますが、複雑な心境もあって葛藤しているという、薫としての流れをうまく表現できたらなと思っています。

  • 中村静香

――役とご自身の共通点や共感している点がありましたら教えてください。

薫はすごく勇気を持って告白に踏み込んだと思うんです。私は初恋の人に告白できなかった人間なので、その点では薫はすごいなと思っています。

――役衣装のセーラー服姿がすでに公開されていますが、セーラー服を着るのはどれぐらいぶりでしたか?

10年以上ぶりだと思います。

――久しぶりに着てみていかがでしたか?

中学校がセーラー服だったので懐かしいなと思いました。今この年齢になってまさかセーラー服を着るとは思ってなかったので、申し訳ない気持ちもありますが、最後のセーラー服になると思うので、楽しもうという気持ちもあります。

――Netflixシリーズ『金魚妻』などで年相応の大人な役どころも演じつつ、今回のような制服姿の役も務められるのは、演技の幅はもちろん、童顔で何歳になってもかわいらしいという、そこもきっと大きな武器ですよね。

どうなんでしょうね(笑)。でも、いろいろな役を演じさせていただけるのはありがたいです。

――美しさをキープするために心がけていることを教えてください。

35歳を超えて、やっぱり健康が一番だなと思ったので、より健康に気をつけるようになりました。気持ち的に溜め込むと、体調に影響が出たり、顔など表面にいろいろ出てくると思うので、なるべく溜め込まず過ごすようにしています。