写真詐欺の常習犯としても名高いコメダ珈琲店。シロノワールもカツパンもハンバーガー類も何度となく食べているが、いつもテーブルに届いた瞬間、「デカッ!」と唸ってしまう。規格外のサイズすぎて、何度見ても慣れないのだ。
そんなコメダ珈琲店が今、またオバケのようなメニューを復活させてバズっているのをご存知だろうか。季節限定バーガー「コメ牛」である。
ということで、今回は最重量の「コメ牛 肉だくだく」を実食! そのデカさを推し量るべく、ハンバーガーや牛丼も召喚したので、コメ牛のデカさを冷静に、そして存分に感じてみて欲しい。
「コメ牛」がデカいしウマい! 吉野家&マックとも比較してみた
「やっぱり! でかい! うまい! すごい! コメ牛 is BACK!」
……というキャッチコピーとともに復活したコメ牛。「並盛」という概念が壊れてしまっているコメダ自身が「でかい!」と言っているのだから、このコメ牛というのはよほどデカいのだろう。
もともとコメ牛は2020年9月に初登場。瞬く間に人気に火が点き、販売から数日で完売した。翌2021年に期間限定で復活を遂げ、その圧倒的なボリュームで再び大きな話題となったが、それ以降は表舞台から姿を消し、誰もその姿を拝むことはなかった。
だが時は経ち2024年秋、3年ぶりに"コメ牛 is BACK!"。これまで食べる機会に恵まれなかったので、今年こそ食うぜ!
で、今回は「コメ牛 並」「コメ牛 肉だく」「コメ牛 肉だくだく」の3種類のなかから、迷わず「コメ牛 肉だくだく」をセレクト。「並」の3倍の肉が入っているという。
さっそく開けちゃうぜ!
でけぇぇぇぇぇぇえええ!!!!!! 出たよ、コメダ! もう溢れ出ちゃってるじゃん。こんだけ巨大なバンズにすら収まりきらないっておかしいだろ。ワンチャン、溢れてる肉でもう一個バーガーが作れるぞコレ。
だけど、写真だとなかなか伝わりづらいかも……
ということで今回は一計を案じて、スペシャルゲストを呼ぶことに。
いや〜、わざわざ来てもらっちゃって悪いね、吉野家の牛丼(並盛)さん、そしてマクドナルドのハンバーガーさん。コメダがまたやらかす気がしたからさ。まぁ案の定やらかしてるんだけど。ちょっと悪いんだけど、比較させていただきます!
いや、もう……マックは悪くない。マックは全然悪くない。むしろ当然、マクドナルドのほうが圧倒的に正しいんだけどね。コメダ、お前〜……ハンバーガーの何倍あるんだよ! ざっと4〜5倍はあるぞ。重量でいうと10倍くらいありそうだ。
続いて、吉野家の牛丼さん。異形ではあるが一応コメ牛もハンバーガーではあるので、牛丼と比較することは難しい。パンと米ではハッキリした基準が設けられないからだ。そこで今回は「肉の量」を比べることで、吉野家の牛丼(並盛)の何杯分の肉があるかを測ってみることに(いや、なんでだよ)。
玉ねぎをできるだけ取り除いたうえで、吉野家の牛丼(並盛)の肉の重さを測ってみると……59グラム! 結構しっかり入ってるんだな〜。これはファンとして嬉しい。
対する「コメ牛 肉だくだく」は……
えっ!? 251グラム!? 重っっっっっっっっっっっ!!!! 吉野家の牛丼(並盛)の4倍以上もあるのか……。スゴすぎる。っていうか、ハンバーガーや牛丼と比べちゃダメだコレ。洋食屋のステーキやハンバーグが相手じゃないとフェアじゃない。
改めてコメダ珈琲店の感性には震え上がらされたが、そろそろ念願のコメ牛のほうを食べてみよう。いただきます!
ウッッッッッマ!!!! 肉ウマ〜〜〜! 肉はいい具合に柔らかくジューシーで、肉の一枚一枚がちょうどいい厚みにもなっているので噛み応えもいい感じ! 甘辛い感じの味付けも胃袋をめちゃくちゃ刺激する。どうやら醤油、ごま、ニンニク、マスタード、唐辛子を調合して味をつけているらしい。キャベツの千切りもシャキシャキしていて食感がよく、後味のほうも少しさっぱりさせてくれているようだ。
ちなみに、全然減っていないように見えるが、これでも全力で大口を開けてムシャッ! と齧りついたのだということはお伝えしておきたい。
しばらく食べ進めていくと、辛子マヨ部分に到達! 辛みとコクがまたいいアクセントになっている。
結構味は濃いはずなのに、なぜか全然飽きずに完食。あんなに巨大だったのに、「えっ、ウマいんだけど」「なんでこんな止まらないんだろう」と思っているうちに気づけば消えていた。これ中毒性あるな〜。
ということで、味もデカさも文句なしの「コメ牛」、期間限定なのでこのチャンスをお見逃しなく!