日本テレビ系大型特番『24時間テレビ47』(8月31日~9月1日放送)の寄付金総額(6月1日~9月30日集計)が、15億1,095万1,707円となった。27日に放送された『24時間テレビ47 もう1つの物語』で発表された。
今年は、一般募金として10億601万5,397円、マラソン児童養護施設募金として5億493万6,310円が寄付された。
この総額15億1,095万1,707円は、昨年の同時点の8億2,100万8,847円を大きく上回り、現時点で2011年、2019年、2013年に次ぐ金額。最終的な金額は、来年6月下旬に確定する。
これで1978年からの累計寄付金総額は、448億3,864万5,347円となった。
今年の新たな取り組みである「マラソン児童養護施設募金」については、全国の606の児童養護施設に図書券10万円分、お食事券10万円を贈呈。そして自転車、子ども服、スポーツ用品、パソコン、タブレット、テレビ、掃除機、サーキュレーター、空気清浄機、自動車など、アンケートを元に全国の子どもたちの欲しいものが詰まった贈呈品カタログを作成し、施設ごとにできるだけ「子どもたちがほしいもの」を届ける。
※贈呈品は各施設の希望数と在庫数により抽選となる場合あり。また、「マラソン児童養護施設募金」への寄付金のうち約1億円は、「24時間テレビ夢支援(仮)」として、複数年にわたり児童養護施設の子どもたちの夢を支援するために使用予定。
【編集部MEMO】
今年の『24時間テレビ』は、「愛は地球を救うのか?」をテーマに放送。これを発表するにあたり、水卜麻美アナウンサーは「これまで『24時間テレビ』を見てくださった方、寄付をしてくださった方、『24時間テレビ』で自分の思いを伝えたいとその場を選んでくださった方、笑顔で参加をしてくださった方、そして、チャリティーの支援を受け取ってくださった方、皆様のことが今思い浮かんでいます。私も10年総合司会を務めてきまして、そういった方々がこの『24時間テレビ』を作ってくださっていたんだなずっと思ってきました。しかし、こういった皆様の信頼を裏切るようなこと(=寄付金着服)がありました。本当に申し訳なく思っていますし、心苦しく思っています」と改めてお詫びした上で、「でもだからこそ、この皆様が作ってくれた『24時間テレビ』を、私たちは続けたいです。『24時間テレビ』で信頼を取り戻せるよう必死に考えて伝えてまいりたいと思っています」と決意を語っていた。