読売テレビでは「興國高校VSアサンプション国際高校」、「東海大仰星VS近大附属」の2試合をスポーツWEBメディア「あすリートチャンネル」にて生配信を行う。そこで、番組担当のディレクターに大阪大会の見どころや注目ポイントを伺った。
絶対的王者不在!毎年代表が変わる大阪大会はここからさらに盛り上がりをみせる。
その選手権に大阪から出場できるのはわずか1チーム。そんな狭き門となっている大阪予選の現在の状況について聞いてみると、「10月20日に試合が行われ、ベスト16が決まりました。そして10月27日からベスト8をかけた戦いが行われます。夏のインターハイに出場した興國高校、阪南大高だけでなく、昨年の大阪代表・東海大仰星、履正社、大阪桐蔭や近大附属など強豪校も順当に勝ち上がりを見せており、ここから強豪同士の戦いなど大阪予選がさらなる盛り上がりを見せます。
というのも、大阪代表は2014年の履正社高校を最後に2年連続で選手権代表になった高校はありません。そのため我々スタッフもどこが優勝するのか全く予想がつかず、戦力的に頭一つ抜けているチームが負けると言ったこともざらにあります。さらに大阪は全国屈指の激戦区で、予選参加加盟206校という全国でも指折りの予選参加校数に加えて、全国レベルの高いチームが揃っているので、毎年代表が入れ替わるようなことが起きています。だからこそ強豪が鎬を削るここからの予選はさらに面白くなります。」
インターハイの雪辱を晴らしたい興國と東海大仰星対近大附属の強豪対決を配信。
もう1試合ですが、アサンプションは、近年力をつけてきた高校であります。そしてそこを迎える興國は、今年の夏に初のインターハイに出場したのですが1回戦で静岡の名門・静岡学園に敗北してから調子を落としていました。しかし、先日の大塚高校戦でが5対0と大勝し、復調の兆しを見せていましたので注目です。」
また、決勝の実況も務める平松アナも興國に取材しており、興國の印象を聞くと、「興國高校は200人を超える部員の圧力のある応援、そして主導権を握り仕掛けていく攻撃的なサッカーは今年も健在です。特に前線の7番の2年生エース・芋縄叶翔(いもなわかなと)選手はボールをもらうためにいろんな動き出しをして工夫をしていたのが印象的でした。大塚高校戦では前半12分、右から崩してその7芋縄選手が中央で滑り込んで先制点。その後も振り向きざまの左足シュートなど魅せる得点もあって芋縄選手はハットトリックの大活躍。インターハイでの敗戦直後『選手権ではチームを救う点を決めるために、新たにゼロからやっていきたい』と語っていましたが、その言葉通り初戦から大活躍を見せました。」とのこと。夏の雪辱を晴らしたい興國高校に注目したい。
【高校サッカー】履正社 VS 東海大仰星<アーカイブ完全版>第102回全国高校サッカー 大阪大会 決勝
優勝を狙うそのほかの強豪校にも注目
続いて履正社高校です。部員数が少ない少数精鋭の学校が特徴的なチームでこちらもチームだけではなく個人のレベルも高いチームです。ただ、今年は調子を落としています。昨年プレミアリーグWEST8位で関西プリンスリーグ1部に降格という憂き目に会いましたが、戦力から言って今年はリーグを圧倒すると思われていました。しかしプリンスリーグで思うように勝ち星を上げられず苦戦を強いられています。それでもやはり地力は十分ありますので、優勝候補の一角であることは間違いありません。」
SNSを絡めた広報戦略と、ハーフタイムショーで今年もバックスタンド満席計画。
【高校サッカー】大阪大会 決勝|「君に捧げる応援歌」SPハーフタイム企画の舞台裏
中央2回戦
10月27日(日)
第1試合(9:30キックオフ)
対戦:興國 vs アサンプション
第2試合(11:30キックオフ)
対戦:東海大仰星 vs近大附属
https://ytv-athlete.jp/hsoc2024/onair/
準々決勝
11月2日(土) あすリートチャンネルライブ配信予定
準決勝
11月4日(月・祝) あすリートチャンネルライブ配信予定
決勝
11月9日(土)読売テレビにて放送予定
実況:平松翔馬(ytvアナウンサー)予定