watchOS 11には、新たに純正の「翻訳」アプリが追加されました。iOSの「翻訳」と同様の使い勝手で、いつでも手元で翻訳が可能。事前に言語をダウンロードしておけばオフラインでも翻訳できます。基本的な機能と使い方をご紹介します。

Apple Watchに「翻訳」アプリが追加

Apple Watchの翻訳アプリは、音声を認識してその場で翻訳してくれるアプリです。翻訳後のフレーズ読み上げも可能です。

  • 翻訳アプリを起動。言語の名前をタップするとリストが表示され、使用したい言語を選択できます。矢印をタップすると入れ替えができます

  • 元の言語を音声入力するには、マイクボタンをタップします。停止ボタンをタップすると、自動的に翻訳されます。再生ボタンをタップすると、翻訳後のフレーズが読み上げられます

翻訳履歴はアプリが完全に終了するまで残るので、遡って確認することも可能です。

定番フレーズは「よく使う項目」に

一度使ったフレーズを「よく使う項目」に保存しておけば、毎回入力することなく翻訳文を確認(再生)することができます。旅先で使いそうなフレーズを事前に保存しておき必要な時に再生したり、国内のお店・観光地などで外国人旅行者を案内する際の定番フレーズ用意しておくなど、コミュニケーションをよりスムーズにしたい場面で役立ちます。

  • 「よく使う項目」に保存するには、翻訳されたフレーズを左から右へスワイプし、[☆]をタップします。保存されたフレーズを使うには、メイン画面で[☆]をタップして保存された項目一覧を開きます

また、聞き取れなかったフレーズのリスニング練習や、翻訳後のフレーズを発音練習に用いるなど、現場のリアルな翻訳履歴を教材として活用することも可能です。

オフラインでも翻訳が可能

Apple Watchが通信に接続できない場合でも、事前にダウンロードした言語であれば翻訳が可能です。

言語をダウンロードするには、下記の手順で操作します。なお、iPhoneが近くにあり、iPhone・Apple Watchが同じWi-Fiに接続した状態で実行してください。

  • 翻訳アプリを開き、右上の[…]をタップ。[ダウンロードされた言語]をタップ。スクロールして、ダウンロードしたい言語をタップします

また、通信を使わずデバイス上で翻訳を完結させたい場合は「オンデバイスモード」を使用します。オンデバイスモードでは、上記手順でダウンロードした言語のみ翻訳が可能です。

  • 翻訳アプリを開き、右上の[…]をタップ。[オンデバイスモード]をオンにします。これで、通信のない場所でも翻訳が可能です