JRグループは24日、「青春18きっぷ」「青春18きっぷ 北海道新幹線オプション券」を2024年度冬季も発売すると発表した。今回、冬季の旅行に合わせてサービス内容をリニューアルし、自動改札機で利用可能とするほか、連続する3日間用と5日間用の2種類を発売する。

  • 「青春18きっぷ」3日間用・5日間用イメージ

2024年度冬季の「青春18きっぷ」は、全国のJR線のおもな駅と旅行センター、おもな旅行会社で発売。購入時に指定した利用開始日から連続する3日間または連続する5日間の利用が可能となる。有効期間の開始日前または有効期間内で未使用の場合に限り、1回だけ利用開始日の変更が可能。ただし、3日間用を5日間用に、5日間用を3日間用に変更することはできない。

3日間用は11月26日から1月8日まで発売し、利用期間は12月10日から1月10日まで。5日間用は11月26日から1月6日まで発売し、利用期間は12月10日から1月10日まで。発売額は3日間用が1万円(大人・こども同額)、5日間用が1万2,050円(大人・こども同額)となる。

JR線の快速・普通列車(普通車自由席)を利用でき、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリーも利用可能(宮島訪問税100円が別途必要)だが、それ以外の路線は利用できない。特例として、青い森鉄道、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道、ハピラインふくいは一部区間に限り、JR線から鉄道会社線を経由して当日中にJR線へ乗り継ぐ場合に利用可能とされている。

  • 特例として特急列車等の普通車自由席など利用できる区間

新幹線・特急列車等も利用できず、「青春18きっぷ」とは別に普通乗車券・特急券など必要。ただし、特例として石勝線の新夕張～新得間、室蘭本線の室蘭～東室蘭間、奥羽本線の新青森～青森間は相互発着に限り特急列車等の普通車自由席など利用できる。佐世保線の早岐～佐世保間、宮崎空港線を含む宮崎～宮崎空港間も、区間内での利用に限り、特急列車等の普通車自由席に乗車できる。

有効期間の最終日は最終列車まで利用でき、終夜運転等を行う場合であっても、通常ダイヤにおける最終列車まで有効とする。

払戻しは有効期間の開始日前または有効期間内で未使用の場合に限り可能(手数料220円)だが、列車の運休・遅延による払戻しは行わない。各種割引および「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を除く他の特別企画乗車券との併用は不可。きっぷを紛失した場合は再購入が必要で、紛失したきっぷを発見しても払戻しは行わない。

  • 「青春18きっぷ 北海道新幹線オプション券」の「北海道新幹線利用券」「道南いさりび鉄道線利用券」イメージ

「青春18きっぷ 北海道新幹線オプション券」は「北海道新幹線利用券」と「道南いさりび鉄道線利用券」の2券片制に。北海道新幹線新青森～木古内間の普通車空席と、道南いさりび鉄道木古内～五稜郭間の普通列車を連続して利用する場合に限り、片道1回利用できる。今回から北海道新幹線の自動改札機を利用でき、北海道新幹線の利用区間を新青森駅から(まで)に拡大。発売期間は11月26日から1月10日まで、利用期間は12月10日から1月10日まで。4,500円(大人・こども同額)で発売される。