スタディプラスのStudyplusトレンド研究所は「SNSに関する調査」の結果を10月23日に発表。同調査は、2024年7月22日~26日の期間、全国の「Studyplus」ユーザー(高校生)1,401名を対象に、学習管理アプリ「Studyplus」上でオンラインアンケートにて実施した。
主要SNS4種の利用頻度について、「閲覧・情報収集」と「投稿」に分けて調査。LINEは媒体特性上、「利用頻度」全般としている。LINEの「利用頻度」、X・Instagram・TikTokの「閲覧・情報」は、1日6回以上の頻度で使っている人の割合が高くなった。
「投稿」の利用頻度を見てみると、X・TikTokについては「使っていない」と回答した人が約3割で最多に。一方、Instagramは「月に1〜2回程度の頻度で使う」人が多かった。Instagramは他のSNSと比較して、「投稿」が活発に行われているという。
各SNSの利用目的について、LINEは「家族との連絡のため」が圧倒的に多く、Instagramについても「周囲の友達の近況や情報を得るため」が1位と、近しい人物とのつながりのために利用している。
一方、XやTikTokでは「自分が関心のある分野・ジャンルの情報を得るため」「流行や世間一般の情報を得るため」と、情報収集をメインとした使い方をしていることがわかった。
各SNSのアカウント保有数について聞いたところ、Instagramのみが、アカウント複数持ち(2個保有)の割合が26.1%と一番高い結果となった。
各SNSの鍵(非公開)アカウント数については、X・TikTokは約7割、Instagramは約9割が鍵アカウントを持っているという結果となった。
より詳細なアカウントの活用状況を質問したところ、すべてが鍵アカウントの割合は、Xは3割程度、Instagram・TikTokは半数以上となった。
Instagramでは「鍵アカウント1つ+公開アカウント1つ」「鍵アカウント2つ以上+公開アカウント1つ」をあわせた割合が24%と高く、1つの公開アカウントと鍵アカウントを組み合わせる傾向が見られた。
普段よく使うSNSについては、LINEが39.8%と1位、次いでInstagram、Xと続いた。
一番使っているSNSでの利用時間を見ると、X、Instagram、TikTokは1〜2時間程度なのに対し、LINEは1時間未満となった。利用頻度が高いにも関わらず、時間が短い点は、LINEの主な利用目的が「家族との連絡」であったことも影響していると考えられるという。
近年新しく誕生したSNS「Threads」の利用状況について、「使っている」と答えたのはわずか5.3%。同調査では、他のSNSですでに十分であり、新たに使う必要性を感じていない高校生が多いという。
「BeReal.」の利用状況については、3割近くの高校生が使っていると回答。通知をきっかけに使う仕組みで時間制限もあることから、他のSNSと比べてアプリの利用に長時間割かなくていいというメリットを感じている人も。
一方で、いつ来るかわからない通知にとらわれてしまうというデメリットを感じる人もいて、BeReal.の大きな特徴である通知に対するスタンスが二極化した意見が見られた。