青山テルマ、英会話を学ぶ親子に「トライ&エラーでやってみて」とアドバイス - "TOEICの日"特別イベント開催

10月19日に「TOEICの日」を記念して、東京外国語大学でスペシャルイベント「Tell me テルマ! 親子で楽しむ英会話術」が開催された。会場には多くの親子連れが訪れ、アーティストの青山テルマさんらとともに英会話や英語クイズを楽しんだ。

青山テルマさんと英語を学ぶ「Tell me テルマ! 親子で楽しむ英会話術」

東京外国語大学で「TOEICの日」スペシャルイベント

日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通テスト「TOEIC Program」。本テストを実施する国際ビジネスコミュニケーション協会(以下、IIBC)は、TOEICの語呂合わせから10月19日を「TOEICの日」と制定している。

今年の10月19日は初・中級者向けのテスト「TOEIC Bridge Tests」をテーマとし、東京外国語大学府中キャンパスにてスペシャルイベント「Tell me テルマ! 親子で楽しむ英会話術」を開催した。

会場となった東京外国語大学府中キャンパスには多くの親子連れが来場した

TOEIC Bridge L&Rの模擬受験にチャレンジ

イベントは2部構成となっており、第1部はIIBCの藤波洸太さん司会のもと、TOEIC Bridge Testsの体験が行われた。TOEIC Bridge Testsは、英語学習の初級～中級者を対象とした、日常生活における英語力を測るテスト。

IIBC SP事業本部 SPプロモーション部 SPプロモーションチームの藤波洸太さんがTOEICについて解説

藤波さんは、入門編として適している「TOEIC Bridge Listening & Reading tests」、通称"TOEIC Bridge L&R"を紹介し、これが親子受験にぴったりな理由を4つ挙げる。

1つ目は「英語学習初・中級者向け」であること、2つ目は「単語・文法の復習ができる」こと、3つ目は「リスニングとリーディング力のトレーニングになる」こと、そして4つ目は「TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)への架け橋になる」ことだ。

会場ではTOEIC Bridge L&Rの模擬受験も開催され、親子連れを含む多くの参加者が耳を澄ませ、頭を悩ませ、ときに相談しながら抜粋された問題へチャレンジしていた。

TOEIC Bridge L&Rの模擬受験にチャレンジする親子

青山テルマさんと英語でじゃんけん&しりとり

第2部は、親子連れ待望の「Tell me テルマ! 親子で楽しむ英会話術」。

バイリンガルナレーターの戸田ダリオさんが参加者に向けて「僕がスペシャルゲストを呼んでもいいんだけど、みんなが呼ぶとうれしがると思うので、みんな大きな声で呼んでくれますか?」と問いかけると、会場からは子どもたちが大きな声で「はーい!!」と返答。

日本語・英語でナレーションができるバイリンガルナレーターの戸田ダリオさん

戸田ダリオさんの「せーのっ!」という声に続いて、会場には「テルマー!!」という呼び声が響き渡り、アーティストの青山テルマさんが登壇した。

青山さんとの最初のコーナーは英語でゲーム。「Rock Paper Scissors(じゃんけん)」のかけ声とともに会場とじゃんけんを行い、勝った参加者が次のゲーム「しりとり」の挑戦権を得た。

「Rock Paper Scissors」のかけ声で青山テルマさんとじゃんけん

英語のしりとりは、答える人がそれまでの回答をすべて答えてから、言葉をつなぐルール。小さな子には難しいルールだが、青山さんがジェスチャーで答えを導きながら、無事全員でしりとりをつなぐことができた。

それまでの回答をすべて答えなければいけない英語のしりとりも青山テルマさんのサポートで達成

投野由紀夫教授が戸田ダリオさんを英語で実況

ここで青山さんは一度休憩。新たなゲストとして東京外国語大学大学院教授の投野由紀夫さんが登壇。同氏はコンピューターに言語データを大量に蓄積し、さまざまな統計的手法を用いて言語分析をする「コーパス言語学」の第一人者だ。

東京外国語大学大学院教授投野由紀夫さんの気さくな話しぶりで英語学習について伝える

投野さんは「親と子の英語勉強法」をテーマに、"小学生まで"と"中学生・高校生"の勉強の仕方について解説。さらに、効果的な学習法の1つとして「英語で実況中継」を提案し、戸田ダリオさんのおどけた行動を投野由紀夫さんが英語で実況中継する様子を見せ、会場を笑いで包みこんだ。

漫才のような掛け合いで会場を笑いで包み込む「英語で実況中継」

続いてのコーナーは「Q&A」。「病院のお医者さんや看護師さんと会って"How are you?"と聞かれたときの返事は"Good."でいいのでしょうか?」という質問に対し、シチュエーションを踏まえたアンサーを解説。

ほかにも「英会話の勉強を続けるためのコツがあれば教えてほしい」という質問に、再登壇した青山さんは「ちょっとした目標を立てる」「一緒にしゃべる人がいる方が何かを伝えたいから上達しやすくなる」と回答。

これに投野さんは「目標を大学入試とかにすると"受験が終わったら何のために英語を使うんだろう"みたいになっちゃうので、目標はもうちょっと遠く、例えば"将来どんなふうに活用したいか"みたいに広めにおいて」と付け加えた。

青山テルマさんと英会話に挑戦

最後のコーナーは「挑戦! テルマと英会話!!」。スライドに投影された内容をもとに青山さんが質問し、それに対して英語で答えるというゲームだ。

最後のコーナーは「挑戦! テルマと英会話!!」

子どもにはかなり難しい内容だが、参加者はこぞって手を上げ、その中から2名の女の子が英会話に挑戦。ときに青山さんからヒントをもらいつつ、会話をつなげていった。

スライドに投影された内容をもとに青山テルマさんと女の子が英会話にチャレンジ

楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、イベントも終わりの時間に……。最後に青山さんは、次のように英語学習のアドバイスを送った。

「間違えてもいいんです。新しいことを学ぶとき最初からできる人っていないですし、私もそうです。まずはトライ&エラーでやってみて駄目だったら、もう1回違うやり方でやる。その繰り返しだと思います。私だって学ぶことがすごいたくさんある。英語もそうだし日本語もまだまだ勉強する余地があると思うので、完璧を目指さず、自分のペースで楽しく学んでいただけたらいいのかなって思います」