北海道の中央部最南端に位置するえりも町(えりもちょう)は、豊かな水産資源と雄大な自然景観に恵まれた漁業と観光のまち。
まちの大部分が太平洋に面し、沖合で暖流と寒流がぶつかることから、鮭や毛がに、日高昆布などの漁が盛んに行われており、年間を通して豊富な魚種が獲れる道内でも有数の漁場です。
そんなえりも町では、ふるさと納税の寄附金を7つの使途に充てており、今回はその中から「映画『北の流氷』(仮題)の製作の実現」という使い道について紹介!
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が注目する寄附金の使い道について紹介していきます。
今回は、「映画『北の流氷』(仮題)の製作の実現」というえりも町のふるさと納税寄附金の使い道について詳しく調べてみました!
えりも町のふるさと納税寄附金の使い道「映画『北の流氷』(仮題)の製作の実現」について
・対象年度:令和5年度
・対象使途:映画「北の流氷」(仮題)製作費
・対象事業:映画「北の流氷」(仮題)の製作の実現
・その事業に費やした総費用:4億9,500万円
・総費用のうち寄附金活用額:609万1,050円
えりも町・浦河町(うらかわちょう)・様似町(さまにちょう)・広尾町(ひろおちょう)が協力し、四町および北海道の活性化・観光誘致を目的に、えりも町の苦難の緑化事業を題材にした劇場版映画の製作を企画。
本プロジェクトは、四町から浦河町出身の映画監督・田中光敏氏に要請し、人類の永遠のテーマ「人と自然の共生、そして再生を問う」~北海道から全国へ、そして世界へ~をテーマに、全国劇場公開を目指してスタートしました。
えりも町の担当者によると「数々の問題を抱える現代に生きる人々に思い出してほしい心がこの物語にはあると信じ、実話に基づく『えりもの緑化事業』を題材にしたこの映画を多くの人に見ていただきたい」という想いで事業を進めているとのことです。
えりも町の緑化事業とは、1950年代、森林伐採により枯れた大地を、地元漁師たちが木を植え森や海を生き返らせた史実がいまも受け継がれている事業。百人浜(ひゃくにんはま)からえりも岬にかけての道路脇のクロマツ林が、緑化事業でつくられた植林地なのだそう。百人浜の展望搭に登ると、この緑化事業地が一望できるそうです。
自治体からのメッセージ
えりも町、浦河町、様似町及び広尾町の四町では、襟裳岬の緑化事業を題材とした映画化の実現に向けて取り進めています。これは、1950年代に森林伐採で砂漠化した土地に地元漁師らが植林し、豊かな森と湖を復活させた史実です。まちの未来を守ろうと自然に立ち向かった先人の思いを国内外へ伝えるため、映画製作の実現に向けて躍動していきます。
えりも町の返礼品について
そんなえりも町が誇る海産物の、「鮭いくらの醤油漬け」と「タラバガニ」を紹介します。
北海道産 鮭いくら醤油漬け(200g×2)
・提供事業者:株式会社北港水産
・北海道幌泉郡えりも町庶野549-3(支店)
・内容量:200g×2 計400g
・寄附金額:1万3,500円
北海道産の新鮮な秋鮭の卵を特製のタレに漬け込んで仕立てた醤油いくらです。大ぶりの粒と口の中に入れた瞬間の弾ける旨みが広がる逸品。鱒いくらに比べて粒が大きく、味が濃厚で食感が良いのが特徴です。色々な料理に使いやすく、さまざまな食べ方で楽しめます。
タラバガニ脚(1kg)
・提供事業者:株式会社北港水産
・北海道幌泉郡えりも町庶野549-3(支店)
・内容量:タラバガニ脚(総重量1kg)
・寄附金額:2万3,000円
えりもや噴火湾などで獲れたタラバガニを、えりも町に支店をもつ「株式会社北港水産」で塩茹でし、急速冷凍しています。解凍するだけで簡単に、身がぎっしりつまった、旨みたっぷりのタラバガニを味わえます。そのまま食べたり、炙ったりなど好きな食べ方で堪能できます。
今回は北海道えりも町のふるさと納税寄附金の使い道「映画『北の流氷』(仮題)の製作の実現」と返礼品を紹介しました。荒野に見事なクロマツ林を植栽した緑化事業。強風で種や発芽が飛ばされてしまうなどの困難から試行錯誤を繰り返し、やっとの思いで育て上げた林なのだそう。取り組みに興味をもった方は、ぜひ一度チェックしてみてください。