ベネッセ i-キャリアが運営する『dodaキャンパス』は、「26卒学生(大学3年生・修士1年生)夏インターンシップ・オープンカンパニー参加実態調査」の結果を発表した。
同調査は9月23~29日、dodaキャンパス会員の大学3年生、修士1年生(26年卒)349人を対象に、インターネットで実施した。
今夏のインターンシップ(5日間以上の開催)、オープンカンパニー(4日間以下の開催)の参加企業数を尋ねた。インターンシップは参加企業数が「1社以上」と回答した割合が35.2%だったのに対し、オープンカンパニーは86.5%だった。
インターンシップ参加者数は「1社」(21.2%)が最も多いが、オープンカンパニーは「6~9社」(22.1%)が最多回答だった。「10社以上」(21.5%)という回答も約2割見られた。
参加してよかった理由を聞くと、1位は「志望企業が明確になった」(41.5%)で、2位は「志望企業のことが理解できた」(31.2%)、3位は「就活の予行演習になった」(28.7%)だった。
業界の絞り込み時期について尋ねると、最も多い回答は「大学3年・修士1年生の冬まで」(35.5%)で、「すでに絞っている」(34.7%)が続いた。
本選考を受けた企業数について聞くたところ、「0社(応募したが実施待ち)」と「1社」以上の回答合計が41.8%となった。大学3年生の9月末の時点で約4割の学生が1社以上の選考に応募していることがわかった。
インターンシップ・オープンカンパニー参加企業のうち、何社の選考に進もうと考えているかについて尋ねると、1位は「2社」(21.8%)だった。「0社」は8.3%となり前回調査時の17.7%から9.4ポイント減少している。「5社」以上の回答合計は20.9%で、前回調査時の15.0%から5.9%ポイント上昇した。
『dodaキャンパス』編集長の岡本信也氏は「インターンシップに参加しなかった学生の中には、参加意向はあるものの参加できなかった学生も一定数存在しています。理由としては、選考がうまくいかなかったケースに加え、地方学生においては台風の影響によって移動ができず参加が叶わなかったなど、今夏ならではの理由も見受けられました。オープンカンパニーは選考がなく、また気負わずに参加できる1day開催のものが増えたことなどが、学生の参加増につながっていると考えられるでしょう」とコメントする。