ケンコー・トキナーは10月18日、光学ユニットが交換できるオートフォーカスレンズ「SAMYANG Remaster Slim 21mm F3.5 / 28mm F3.5 / 32mm F2.8 Eマウント」を発表した。35mmフルサイズ対応で、21mm、28mm、32mmのユニットに交換できる。フィルムコンパクトカメラの光学系にインスパイアされたという設計とした。マウントはソニー E。価格はオープン。ケンコー・トキナーオンラインショップ公式店での価格は69,801円。10月25日より発売する。
SAMYANG Remaster Slimは、光学系ユニットを着脱できるモジュラーデザインの交換レンズ。このレンズシステムにより、レンズ本体の大きさを変えることなく異なる焦点距離 / 描写のレンズへの交換に対応する。光学ユニットは磁石で固定するバヨネットマウント式のため交換が簡単。状況に応じて素早く付け替えられる。光学ユニットの焦点距離は21mm、28mm、32mmの3種類が付属する。
レンズ全長が2cm未満とコンパクトにもかかわらず、カスタムAF/MFスイッチを装備。AFモード時は、内蔵のSTMモーターにより鋭いレスポンスの使用感。MFモード時は、AF時よりも最短撮影距離が短くなり、より被写体に近づいてのダイナミックな撮影が可能だ。
モジュール後部にはUSB Type-Cポートを備え、アクセサリーなどを使うことなくファームウェアをアップデートできる。フィルターサイズは49mm。本体サイズは最大径63mm、長さ19.5mm、重さ58.1g(モジュールのみ)。専用ハードケースが付属する。各光学ユニットの仕様は以下の通り。
RS 21mm F3.5
- レンズ構成:6群7枚
- 最短撮影距離:AF0.18m、MF0.15m
- 最大撮影倍率:AF0.16倍、MF0.23m
- 重さ(レンズユニットのみ):12.6g
- コーティング:UMC(ウルトラマルチコーティング)
- 絞り羽根枚数:7枚
RS 28mm F3.5
- レンズ構成:6群6枚
- 最短撮影距離:AF0.3m、MF0.23m
- 最大撮影倍率:AF0.12倍、MF0.17m
- 重さ(レンズユニットのみ):12.5g
- コーティング:UMC(ウルトラマルチコーティング)
- 絞り羽根枚数:7枚
RS 32mm F2.8
- レンズ構成:6群6枚
- 最短撮影距離:AF0.37m、MF0.28m
- 最大撮影倍率:AF0.11倍、MF0.15m
- 重さ(レンズユニットのみ):8.4g
- コーティング:UMC(ウルトラマルチコーティング)
- 絞り羽根枚数:7枚