TOKYO MXで11月8日よりスタートするドラマ『きみの継ぐ香りは』(毎週金曜 21ː25~21ː54)の記者発表会が20日、都内で行われ、ダブル主演の星野真里、加藤ローサが出席した。
ダブル主演に星野真里、加藤ローサを迎えた同ドラマは、『花嫁未満エスケープ』の小川まるにが紡ぐ、国内最大級の電子書籍配信サイト「コミックシーモア」発の人気オリジナルコミック『きみの継ぐ香りは』が原作となる作品。大切な宝物である息子・透輝(今井柊斗)と親子2人で幸せな日々を過ごしていた広瀬桜(星野真里)は、息子が彼女の叶(滝澤エリカ)を家に連れて来る。叶は桜の大好きだった萌音(加藤ローサ※大学時代は滝澤エリカ)とそっくりの女の子で、2人の思い出の香りをまとっていた。親子の平穏な日々が少しずつ変わっていく。
萌音への恋心を胸に秘めながら、1児の母として生きる桜役の星野真里。『シンデレラ』(東海テレビ)以来、10年ぶりの連続ドラマ主演となる。オファーを受けた時の感想を「私で良いんですか? と思いました」としつつ、「原作を読ませていただいて、あっという間に惹き込まれ、とても素敵な物語でした。桜は潔くて格好良い生き方で憧れの気持ちがあったので是非ともやりたいと思いました」と出演を決めたという。
星野が演じる桜が大学時代に密かな思いを寄せていた女性・萌音を、『プロフォルファー花』(読売テレビ)以来、実に14年ぶりの地上波ドラマ主演となる加藤ローサが演じる。「ドラマの現場自体数年ぶりだったので、ちょっとびっくりしました」と加藤もオファーに驚いたといい、「(設定が)複雑で演じきれるかなという思いでいっぱいでした」と正直な胸の内を明かすも、娘役の滝澤と楽しく撮影しているという。
星野と加藤は意外にも同ドラマで初共演。お互いの印象を問われ、星野が「かっかわいい! でした。昔から可愛いと思って見てたので、今回ご一緒できると聞いてうれしく思ったし、(原作の)小川まるに先生が描かれているイメージとピッタリで、会う前からドキドキしていました。劇中で『可愛い!』って呟くシーンがあるんですが、そのまま言わせてもらいました」と好印象の様子。一方の加藤は「久々の現場で緊張しすぎてパニックでしたね。どうしようと思ってずっと呼吸法で収めていました」と久々の現場に緊張しっ放しだったというが、「誰よりも部屋の隅にちょこっと座って無理に話しかけてくれることもなく、だからといって私ここだけど!という感じもなくてすごく助かりました。良い空気感を作ってくれました」と星野の気遣いに感謝しきりだった。
初恋をテーマにした同ドラマ。それにちなみ、初恋のエピソードについて質問され、星野は「中学生になって好きな男の子がサッカー部でスポーツ少年でした。トライしては断れれ、諦めずにトライして、という風にズルズル3年間思い続けてました。実らないからこそ次にも行けずというような辛い思い出ではありますが、大切な思い出です」と告白。加藤も「小学校4年生のバレンタインデーに初めてあげたんですが、直接あげるのは恥ずかしかったので家のポストにクッキーを入れたんです。クラスが一緒で多分お互い両思いっぽかったんですけど、自分から昨日入れたの私だからとは言えず、ホワイトデーは何もありませんでした。あれは甘酸っぱったですね(笑)」と明かしていた。