子役としてデビューし、同年代の俳優と比べても圧倒的に豊富なキャリアを誇る神木隆之介。高い演技力を武器に、常に第一線を走り続ける人気の若手俳優です。
今回はマイナビニュース会員405人に神木隆之介が出演するドラマ作品について聞きました。その結果をランキング形式でご紹介します。
神木隆之介出演ドラマの人気ランキング
- 1位:SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~(10.0%)
- 2位:連続テレビ小説 らんまん(9.0%)
- 3位:Dr.コトー診療所(6.9%)
- 4位:探偵学園Q(5.2%)
- 5位:金田一少年の事件簿N(4.8%)
- 6位:仮面ライダーアギト(3.1%)
- 6位:ムコ殿(3.1%)
- 6位:学校のカイダン(3.1%)
- 9位:コントが始まる(2.8%)
- 9位:妻、小学生になる。(2.8%)
続いてはトップ10までの作品概要とアンケート回答者のコメントを一部紹介します
1位:『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』(10.0%)
『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』は、2010年、TBS系列「金曜ドラマ」枠で放送された刑事ドラマ。戸田恵梨香・加瀬亮のダブル主演作です。
超能力などを使った特殊な事件を捜査するために警視庁公安部が設立した未詳事件特別対策係、通称「未詳(ミショウ)」。戸田恵梨香演じるIQ201の天才であり変人の当麻紗綾(とうま・さや)と、加瀬亮演じる警視庁特殊部隊(SIT)出身で叩き上げの瀬文焚流(せぶみ・たける)の2人がバディを組み、特殊能力(SPEC)を持った犯人と対決するというストーリーです。
神木隆之介は、この世界の「王(キング)」を名乗る謎の少年、一 十一(にのまえ・じゅういち)役で出演。時を止める能力を持つとされていますが、実際は数万倍のスピードで移動する能力の持ち主です。後に当麻の弟、陽太であることが判明します。
ユーザーからは、「存在感があってよかった」「悪役で珍しいと思いました」「キャラクターがぶっ飛んでいた」など、その独特のキャラクター造形を賞賛する声が寄せられています。
ユーザーコメント
「印象的な悪い役でしたね」(男性・47歳)
「悪役だったのが印象に残っていて、よく覚えている」(男性・49歳)
「彼の出すオーラと役柄が合っているから」(男性・43歳)
「子どもなのに最強の能力を持っていて印象的だった」(男性・歳39)
「特異なキャラクターが神木くんの演技で際立っていてとても良かった」(女性・45歳)
「いつもの爽やかなイメージとは違う、狂気的な表情に演技力の高さを感じた」(女性・44歳)
「最初は不気味で黒幕みたいな役だったが、主人公の弟とわかってからの展開と、本来の極悪なスペックを持つのが違う人物だったところが面白かった」(女性・25歳)
「ドラマの内容も面白かったし、役も合っていた。演技が素晴らしく、悪役ではあったが、どこか憎めない感じもあり、後半では主役レベルで活躍していて、すごく記憶に残っている」(男性・34歳)
「一役がぴったり。良い役柄を演じており、絶妙な役をうまくこなしている」(男性・46歳)
「一十一は彼しか考えられない」(男性・34歳)
2位:『連続テレビ小説 らんまん』(9.0%)
『連続テレビ小説 らんまん』は、2023年度前期放送のNHK「連続テレビ小説」第108作。神木隆之介は主演として、植物学者・牧野富太郎をモデルとした槙野万太郎(まきの・まんたろう)を、妻・寿恵子(すえこ)役を浜辺美波が演じています。
佐川の造り酒屋の跡取り息子として生まれた槙野万太郎。小学校を中退するも、独学で植物学の勉強を続け、のちに植物図鑑『日本植物志図譜』を製作。また、数々の新種の植物を発見するなどし、植物学者として世界に名が知られるようになるまでの半生を描いています。
コメントからは、「朝から爽やかな演技だった」「感動的な表現をしています」「とてもすてきで印象的」など、主役として強い印象を残したことがうかがえます。
ユーザーコメント
「堂々として、凛々しかった」(男性・40歳)
「学者役が似合っていると思ったから」(男性・43歳)
「爽やかで、朝ドラにぴったりだったので」(女性・43歳)
「『らんまん』は単純に楽しく見られて、朝に観るのにはいい作品だった」(男性・47歳)
「浜辺美波との夫婦役がハマっていたので」(男性・41歳)
3位:『Dr.コトー診療所』(6.9%)
『Dr.コトー診療所』は、山田貴敏による同名マンガを原作とするフジテレビ系のテレビドラマ。第1期は、2003年に放映されました。主演を吉岡秀隆が、ヒロイン役を柴咲コウが演じています。
東京の大学病院で外科医をしていた、吉岡秀隆演じる五島健助(ごとう・けんすけ)。医療ミスにより、医師としての自分を問い直した結果、沖縄本島から船で6時間かかる離島・志木那島に赴任します。名前の「ごとう」を患者に「コトー」と聞き間違えられて以来、「ドクターコトー診療所」唯一の医師として島民の健康と心に向き合っていきます。
神木隆之介は、大塚寧々演じる島の食事処「まり」の経営者・西山茉莉子(にしやま・まりこ)の、東京在住の息子・杉本竜一(すぎもと・りゅういち)役で、第1期の第5話〜第7話・第11話に出演しています。
出演時、弱冠10歳の子役だった神木隆之介。ユーザーからは、「演技が上手くてよかった」「一番見た時の印象が強い」「面白かったし、再放送などで何度も見てます」などのコメントが届いています。
ユーザーコメント
「大好きなドラマで何回も観たから」(男性・48歳)
「子役の演技が上手く、魅力的だった」(男性・47歳)
「『Dr.コトー』は漫画でも読んでいて好きだったし、ドラマで出演した神木隆之介がめちゃめちゃ可愛かった」(女性・46歳)
「『ムコ殿』と迷ったけど、人間味のある『コトー』かなと」(女性・41歳)
「『Dr.コトー診療所』の時から神木隆之介くんは知っています。演技もうまくかわいいので好きな俳優さんです」(男性・38歳)
4位:『探偵学園Q』(5.2%)
『探偵学園Q』は、原作:天樹征丸、作画:さとうふみやによる日本のマンガ作品で、同作を原作としてアニメ・テレビドラマが制作されています。テレビドラマ版は、日本テレビ系列にて2006年に単発ドラマが、2007年連続ドラマが放送。神木隆之介はいずれも主人公・連城究を演じています。
連城究(れんじょう・きゅう)=キュウは、学校の勉強はまるでダメだけど、驚異的な洞察力・推理力を誇る中学2年生。探偵養成学校「DDS」の最上位・Qクラスに在籍しています。「世界一の探偵」を目指すキュウは、志田未来演じるクラスメイトの美南恵(みなみ・めぐみ)=メグとともに、数々の謎に挑んでいきます。
ユーザーからは、「役柄がぴったり合っていた」「幼少のころもかわいかった」などのコメントが届いています。
ユーザーコメント
「役柄にあっていて楽しかった」(女性・48歳)
「志田未来さんと共演されていたのを覚えています」(男性・43歳)
「原作とのイメージに合っていると思ったから」(男性・44歳)
「作品にとてもマッチしていたのでよかったです」(男性・44歳)
5位:『金田一少年の事件簿N』(4.8%)
『金田一少年の事件簿N(neo)』は2014年、日本テレビ系「土曜ドラマ」枠で放送。四代目・金田一一役を山田涼介が演じました。神木隆之介は、第1話「銀幕の殺人鬼」に、高校の映画研究部部長・蔵沢光(くらさわ・ひかる)役でゲスト出演しています。
不吉な噂がつきまとう映画研究部を探っていた一は、自主映画『殺人鬼スコーピオン』の撮影現場で変死体に遭遇します。その後も次々と死んでいく部員たち。果たして、犯人は誰なのか……。
ユーザーからはシリーズ自体のファンの声と共に、「役と合っていてよかった」「とても内容が良かった」などのコメントがありました。
ユーザーコメント
「演技力が目立ってたから」(女性・45歳)
「初期の作品を観てからファンになりました。良い役者さんだと感じたためです」(男性・48歳)
「金田一少年は好きで観るが、役に合っていた」(男性・44歳)
6位:『仮面ライダーアギト』(3.1%)
『仮面ライダーアギト』は2001年より、テレビ朝日系列で放映された東映制作の特撮テレビドラマです。
津上翔一(つがみ・しょういち)/仮面ライダーアギト、氷川誠(ひかわ・まこと)/仮面ライダーG3、 葦原涼(あしはら・りょう)/仮面ライダーギルスの、3人のライダーが活躍することでも話題となった本作。それぞれを賀集利樹、要潤、友井雄亮が演じています。
当時8歳ほどの神木隆之介は、5〜8、39〜46話に"謎の少年"役で出演。物語のキーとなる"謎の青年"の少年期を演じています。
本作へは、「平成ライダーのシリーズで一番よく見た作品」「ストーリーが難解で面白かった」「好きでよく見ていた」など、仮面ライダー・ファンからの支持が目立ちました。
ユーザーコメント
「仮面ライダーにハマっている時に楽しめた」(男性・46歳)
「他と迷ったけど、こっちのほうが印象強いかなと思った」(男性・30歳)
「初期の作品ですが、子どもたちにも人気があってかっこよく、印象に残っている」(男性・48歳)
6位:『ムコ殿』(3.1%)
『ムコ殿』は2001年、長瀬智也主演でフジテレビ系「木曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ。
長瀬智也演じる桜庭裕一郎(さくらば・ゆういちろう)は、絶大な人気を誇るシンガーソングライター兼俳優。そんな彼が、竹内結子演じる新井(あらい)さくらと極秘結婚し、新井家の婿養子になったところからストーリーは始まります。
個性豊かな大家族に囲まれ、さまざまな問題に向き合っていく裕一郎の日々を描く本作。神木隆之介は、鈴木杏樹演じるさくらの姉、あずさの息子の小学生・努(つとむ)役で出演しています
ユーザーからは、「とても役が似合っていた」「小さい頃、とてもかわいかった」といったコメントが寄せられています。
ユーザーコメント
「まず選択肢に『ムコ殿』があったことが素晴らしい」(男性・37歳)
「よく見ていたドラマだったから。子役時代でかわいかった」(男性・49歳)
「幼かった神木隆之介くんが可愛かったから。脇役ではあるけど、出生の秘密の事細かい記憶も覚えていたり、鈴木杏樹さんの息子役で可愛かったのを鮮明に覚えてるくらい、何度も見た」(女性・46歳)
6位:『学校のカイダン』(3.1%)
『学校のカイダン』は2015年、日本テレビ系「土曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ。広瀬すずの連続ドラマ初主演作です。
広瀬すず演じる、生徒会長の役目を押しつけられた地味な女子高生・春菜(はるな)ツバメが天才的スピーチライターの教えを受け、言葉の力によって学校に革命を起こす学園ドラマ。タイトルの「カイダン」は階段を意味し、ツバメがスピーチライターに導かれて「革命の階段を上る」ことを表しています。
神木隆之介が演じるのは、本作のもう一人の主人公・雫井彗(しずくい・けい)。冷笑的で、謎多き天才スピーチライターとしてツバメを導く役回りです。モットーは「学校をメチャクチャにすること」などと嘯く彗ですが、ツバメとの関わりを通じて、やがて自分の本心に気付いていきます。
本作へは、「演技力が素晴らしい」「一番印象に残っているドラマ」「ドキドキして面白い」などの声が寄せられました。
ユーザーコメント
「ハマり役だったと思うので」(女性・43歳)
「子役の頃の可愛らしさが印象的だった」(女性・48歳)
9位:『コントが始まる』(2.8%)
『コントが始まる』は2021年、日本テレビ系「土曜ドラマ」枠にて放送のテレビドラマ。高校の同級生で結成されたお笑いトリオを中心に、若者の生き方を描いた青春群像劇となっています。
高岩春斗(たかいわ・はると)、朝吹瞬太(あさぶき・しゅんた)、美濃輪潤平(みのわ・じゅんぺい)の高校の同級生3人が結成したコント・トリオ「マクベス」。それぞれを菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀が演じています。
まったく売れ気配がなく、月一の単独ライブも集客に苦戦しているマクベス。しかし、有村架純演じるファミレスの店員・中浜里穂子(なかはま・りほこ)は、そんな彼らを心の支えとし、密かに応援していました。やがて彼女は、マクベス解散の報に接するのですが……。
本作での神木隆之介は、家庭に問題を抱えるナイーブな青年を好演。ユーザーからは、「同世代の俳優さんたちがみんなお芝居がうまくて面白かった」「ドラマだったけど、なんだか自分に通ずるような印象で何度も見てしまう」など共感の声が寄せられました。
ユーザーコメント
「カッコよくて面白かった」(男性・歳47)
「『spec』と迷ったんですが、直近の作品で一番好きだったので選びました。演技が自然で、久しぶりに地上波作品で好きなドラマでした」(女性・32歳)
「大ファンの仲野大賀さんと菅田将暉さんとの共演だったし、初めて金髪の姿を観て新鮮だった」(女性・48歳)
9位:『妻、小学生になる。』(2.8%)
『妻、小学生になる。』は、村田椰融の同名マンガを原作としたテレビドラマ。2022年、堤真一主演でTBS系列「金曜ドラマ」枠にて放送されました。
10年前、交通事故で妻・貴恵(たかえ)を亡くした、堤真一演じる新島圭介(にいじま・けいすけ)。蒔田彩珠演じる一人娘・麻衣(まい)とともに、失意の中で過ごしていました。そんなある日、新島家に貴恵の生まれ変わりと自称する小学4年生、毎田暖乃演じる白石万理華(しらいし・まりか)が訪れます。
さまざまなやりとりを通じて、万理華がほんとうに貴恵自身であると確信する圭介。やがて三人は「家族」として暮らしはじめますが、じつは万理華は実際の母からはネグレクトを受けていました……。
神木隆之介は貴恵の弟で、漫画家志望の古賀友利(こが・ゆうり)役で出演。コメントには「おもしろい。ほかにはない」「安心・わかりやすい・好き」「あのドラマは印象的でした」などがありました。
ユーザーコメント
「ストーリーがとても感動的だった」(女性・35歳)
「SF的で展開が気になる、印象的なドラマ」(女性・22歳)
神木隆之介が出演したドラマランキングのまとめ
1993年生まれの神木隆之介。デビューは1995年と、まだまだ若手俳優ながら、すでに30年近いキャリアを誇ります。子役時代から途切れることなく活躍を続ける彼だけに、出演作は膨大。今回のアンケートでも特定の作品に偏ることなく、非常に多くの作品が支持されていました。
コメントで多く見られたのは、「かわいい」「演技力が高い」「役に合っている」などの言葉。子役時代のキュートなイメージに加え、確かな演技力を備えた俳優として認知されていることがわかる結果となりました。
調査時期: 2024年9月20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計405人(男性:247人、女性:158人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート