ワニブックスは、このほど『毎日は生存記念日 - 何やってもダメな日だって生きてるだけで偉いから -』(1,430円/なおにゃん著)を発売。本書は、SNSで大人気のメンタル系イラストレーター・なおにゃんさんが手掛けた初のお悩み相談本である。
著書は、X(旧Twitter)で26.5万人のフォロワーを抱えるイラストレーター兼絵本作家のなおにゃんさん。
大学卒業後、希望していた出版社に就職するが、職場環境に合わずうつと適応障害と診断されて2度休職し、その後、退職。2020年5月よりX(旧Twitter)でメンタルに関するつぶやきを始めたところ、「共感できる」「心がラクになる」と反響を呼んだ。
本書は、なおにゃんさんが実際に悩んだことやSNSで届いた悩みについてイラスト&エッセイで回答した一冊。人間関係をはじめ、仕事や勉強などで同じような悩みを抱える人は多いはず。今回のお悩みは「考えすぎてなかなか返信できない」というもの。
果たして、どんな答えが返ってくるのだろうか?
■【悩み】考えすぎてなかなか返信できない
連絡を返すことが苦手である。
返そう、返そうと思っているうちに、気がつけば一週間くらい時間が経っている。そして、余計に返信しづらい状況になっていることが今までに5万回くらいある。
どうして連絡を渋ってしまうのだろう。一度真剣に考えたことがあるのだが、おそらく一つの要因として、返信の言葉を慎重に考えすぎているせいではないかと思った。
気にしすぎる性格の人にありがちな話だと思うが、こういう言い回しをしたら相手はどう思うかを考えすぎて、すぐに返せばいい内容のものでも、やたらと言葉を選びすぎて返信に時間をかけてしまう。結果、いつまで経っても返事ができない事態が発生する。
でも、連絡は連絡である。はい/いいえで済むことも多いし、言葉に迷って連絡が遅れてしまうよりは、後ほど考えます! 検討します! と、とりあえず送った方がいい。シンプルな一言でいい。とりあえず反射的に返すようにしたら、連絡が滞ることも減ってきたし、連絡に関するストレスも解消されてきた。反射的に返す練習を……!
日頃から、「反射的に返す!」と自分で決めておくのもいいかもしれない。卓球の球を打ち返すようなイメージで……!
『毎日は生存記念日 - 何やってもダメな日だって生きてるだけで偉いから -』(なおにゃん著/ワニブックス刊)
同書では、本稿で紹介した以外にも、さまざまな悩みに対して心を軽くしてくれる回答が盛りだくさん。気になる方はぜひ、チェックしてみてはいかがだろうか。