「I'Museum Center(市原歴史博物館)」は10月12日~12月15日、特別展「旅するはにわ-房総の埴輪にみる地域間交流-」を開催する。

  • 特別展「旅するはにわ-房総の埴輪にみる地域間交流-」

「旅するはにわ」の概要

今回の特別展は、千葉県市原市で発掘された山倉1号墳出土の埴輪を中心に展示。これらの埴輪は埼玉県の鴻巣市で製作されたもので、千葉まで運ばれたことが研究で判明している。

これを「旅するはにわ」と表現し、地域間交流の一端を垣間見ることができる展示内容となっており、特に今年8月に国の重要文化財に指定された「姫塚古墳出土人物埴輪」は、今回の展示で初めて公開されることから注目度が高いとする。

  • 国の重要文化財に新指定された「姫塚古墳出土人物埴輪」

展示会場内には「ハニスタ」と呼ばれる、前方後円墳を模した舞台に並べられたフォトスポット、「旅するはにわ」をテーマにしたオリジナルグッズも多数販売。

  • 夏のイベントで参加者が作った個性あふれる、はにわのアクリルスタンド「ハニスタ」

また旅をイメージしたポストカードやサコッシュといった旅行関連アイテム、その他にも、埴輪モチーフのキーホルダーやミニチュアフィギュア、マスキングテープなど、ユニークでコレクタブルな商品がそろっている。

  • 千葉大学とコラボしたクリアホルダー、マグネットクリップ、ハンドメイドポーチのほか、スーツケースなどに付けるラゲージタグ(荷札)、アクリルキーホルダー、サコッシュ、ポストカードなどがそろう

さらに来館者向けのスタンプラリーも開催し、館内外の指定されたスポットを巡り、スタンプを集めると記念のはにわグッズを手に入れることができる。

  • 館内・敷地内展示スペース7か所、それ以外の市内スポット2か所を巡りスタンプを集めるスタンプラリー

今年は「ハニワ・イヤー」とされ、国の重要文化財に新指定された埴輪も展示されており、注目を集めているという。