ワニブックスは、このほど『毎日は生存記念日 - 何やってもダメな日だって生きてるだけで偉いから -』(1,430円/なおにゃん著)を発売。本書は、SNSで大人気のメンタル系イラストレーター・なおにゃんさんが手掛けた初のお悩み相談本である。

  • 『毎日は生存記念日 - 何やってもダメな日だって生きてるだけで偉いから -』(1,430円/なおにゃん著)

著書は、X(旧Twitter)で26.5万人のフォロワーを抱えるイラストレーター兼絵本作家のなおにゃんさん。

大学卒業後、希望していた出版社に就職するが、職場環境に合わずうつと適応障害と診断されて2度休職し、その後、退職。2020年5月よりX(旧Twitter)でメンタルに関するつぶやきを始めたところ、「共感できる」「心がラクになる」と反響を呼んだ。

本書は、なおにゃんさんが実際に悩んだことやSNSで届いた悩みについてイラスト&エッセイで回答した一冊。人間関係をはじめ、仕事や勉強などで同じような悩みを抱える人は多いはず。今回のお悩みは「気持ちばかり焦るのに、 やる気が出ない」というもの。

果たして、どんな答えが返ってくるのだろうか?

■【悩み】気持ちばかり焦るのに、やる気が出ない

やらなきゃ、やらなきゃと気持ちばかり焦るものの、行動に移せない時ってある。特に自分の場合、変に完璧主義な性格もあって、初めから完璧を目指そうとしてしまい、最初の一歩をなかなか踏み出せない。時間ばかりが過ぎてしまい、ますます気持ちが焦ってしまう、そんな悪循環に悩んでいた。

ある時、その悩みを友人に打ち明けたら、こんなアドバイスをもらった。

「物事を始める時は、本当に腰が重い。本当にやりたくない。でもその分、始めることができたなら、その物事の半分は終わっているようなものだよ」

確かにそうかも。一度始めてしまえば、物事って案外ドミノ倒しのようにパタパタと自動的に進んでいく。自分は文章を書くのがあまり得意ではないのだが、とりあえず最初の一文を書いたら、流れで書き進めることができて、気がつけば終わっていたりする。

最初の一歩を踏み出しさえすれば、すでに半分が終わっている。そう思うと、とりあえずダメでもいいから始めてみようと思えるし、ちょっと気持ちがラクになる。

始めた段階で終わったも同然…! そう思って、下手でもなんでもいいから、とりあえず始めてみるべし…!(笑)


『毎日は生存記念日 - 何やってもダメな日だって生きてるだけで偉いから -』(なおにゃん著/ワニブックス刊)

  • 『毎日は生存記念日 - 何やってもダメな日だって生きてるだけで偉いから -』(1,430円/なおにゃん)

同書では、本稿で紹介した以外にも、さまざまな悩みに対して心を軽くしてくれる回答が盛りだくさん。気になる方はぜひ、チェックしてみてはいかがだろうか。