「ジンジブ」は、「理想の上司」をテーマに、「有名人部門」「アニメキャラ部門」などに分けて行ったアンケート結果を10月15日に発表した。同調査は2024年7月5日~19日の期間、同社主催の合同企業説明会「ジョブドラフトFes」でアンケートに協力した高校生371人および、2024年8月5日~8月23日の期間社会人1年目向けの合同研修「ルーキーズクラブ」に参加する高卒の1年目の社会人135人を対象に、インターネットを用いて行われた。
ボス(上司・リーダー)になりたいと思うか聞いたところ、「なりたい」と答えた人は高校生で12.1%、高卒の社会人では11.1%だった。いずれも「頼まれたらなりたい」「できればなりたくないが頼まれたらやっても良い」と合わせると、半数ほどが回答する結果になった。
次に、どんなボス(上司・リーダー)になりたいと思うか聞いたところ、高校生では、1位「よく褒めるなど人を生かす人」(48.8%)、2位「リーダーシップがある頼りになる人」(46.6%)、3位「すぐに行動・決断できる人」(41.8%)という結果に。
高卒社会人では、1位「よく褒めるなど人を生かす人」(60%)、2位「相談に乗れる親身な人」(53.3%)、3位「リーダーシップがある頼りになる人」(43.7%)だった。高校生と高卒社会人の回答で、最も差が生じたのが、「相談に乗れる親身な人」で、回答割合に12%ほどの差が生じた。
現役高校生が選ぶ「理想の上司ランキング」の有名人部門では、1位はお笑いタレントや司会者の「明石家さんま」が、2位はYouTuberの「HIKAKIN」、3位は俳優の「阿部寛」が選ばれた。昨年のランキングと比較すると、1位と2位の順位が入れ替わった。
対して高卒の社会人が選ぶランキングでは、1位はお笑いタレントの「内村光良」、2位は俳優の「ムロツヨシ」、3位は大リーグプロ野球選手の「大谷翔平」が選ばれた。
明石家さんまを選んだ理由には、「面白く、場を盛り上げてくれそう」「明るく人を笑わせることや周りもしっかり見えている」「後輩によく思われている」などの声があった。HIKAKINには「人望がある」「努力家」「明るいから接しやすい」という声が集まり、阿部寛には、「頼りがいがありそう」「誰にでも平等に接してくれそう」「落ち着いていて冷静な判断ができそう」と回答があった。
また、高卒の社会人に選ばれた内村光良には、「人をよく褒めているから」「仲間想いでちゃんと叱れるところ」「面倒見が良さそう」という理由があがった。ムロツヨシには、「一緒に仕事したら毎日楽しそう」「意外に頼りになりそう」という声が集まり、3位の大谷翔平には、「実績もあり目標に対しての道筋が立てられる」「面倒見が良さそう」と理由があった。
「理想の上司ランキング」のアニメキャラ部門では、現役高校生と高卒社会人ともに、1位にはドラゴンボールの敵役の「フリーザ」が、2位には「ドラえもん」が選ばれた。高校生では、3位に呪術廻戦の「五条悟」、4位にクレヨンしんちゃん父親の「野原ひろし」とONE PIECEの主人公「モンキー・D・ルフィ」が選ばれた。
対して、高卒の社会人からは、3位に転生したらスライムだった件の主人公「リムル=テンペスト」、4位に「モンキー・D・ルフィ」「アンパンマン」、ジョジョの奇妙な冒険「ブローノ・ブチャラティ」が選ばれた。
は3年連続で1位に選ばれたフリーザの理由は、「適切に評価し褒めるところ」「部下にも”さん”付けや敬語で話すところ」「良い人材だと思えば敵でもスカウトするから」「危険なことになっていれば自分から現場に行く良い上司」などの声が集まった。
2位のドラえもんには、「道具を使って色々なことを解決してくれそう」「優しくて一緒にいて落ち着きそう」「甘やかすだけではなく失敗を経験させて成長させてくれそう」という声があった。
高校生の上位に選ばれた五条悟には、「強くて頼りがいがある」「面倒見が良さそう」、野原ひろしには「優しそう」「家庭的で面倒見が良さそう」、モンキー・D・ルフィには、「強いから」「優しいしリーダー」との意見が寄せられた。