AOKIが、働く女性のための高機能ウェアブランド「MeWORK(ミワク)」を本格的に販売していくと発表。2021年より働く女性にとって、忙しい毎日のストレスを軽減するような高機能ジャケットを展開してきたが、俳優の上戸彩さん・今田美桜さんをブランドキャラクターに起用し、「レディースビジネスウェアでファーストチョイスブランドになる」ことを目指すという。
10月15日に行われたAOKIレディース新戦略「MeWORK」記者発表会にて、新商品のお披露目とともにその全容が明らかになった。キーワードは、「ラク」。女性たちの抱える悩みを解決しようとする、見栄えよし・機能よしの、堅実なプロダクトに仕上がっている。
■女性が「ラクできる」ありがたい機能が満載
トップスにボトム、シャツからジャケットまで揃うMeWORK。単にスタイリッシュなだけではない。「洗える・防シワ・ストレッチ」を最大の特徴とする高機能ジャケットが、当ブランドのフラッグシップモデル。働く女性がストレスを抱えやすいお仕事服の課題に注目した商品開発は、思わず「すごく助かる」と言いたくなるような、ありがたい機能が満載だ。
お手入れというとクリーニングに出すことが一般的なジャケット。それを、自宅で自分で洗えるものとし、さらにシワがつきづらい「防シワ」を実現。また、きちんと感を出しつつも動きやすい伸縮性の高い生地を採用することで、着る人の行動を制限させないストレッチ性を持たせている。
10月15日の発表会には、上戸彩さん・今田美桜さんが登場。CMで着用しているジャケットを颯爽と着こなした。
二人が着用したのは、"アヤジャケ"、"ミオジャケ"、と名付けられたモデル。アヤジャケはキャリアを積んで部下をもつ立場の女性をイメージした抜け感を感じさせながらきっちり感も持たせたグレーカラーのジャケット。ミオジャケは、フレッシュさや可愛らしさを感じさせるチェック柄が印象的なジャケット。「働く女性」にもステージや立場、求めるイメージ像が異なることを意識して用意された、使いやすさとおしゃれさを兼ね備えたデザインだ。
■子育て社会人もフレッシュ社会人も救う! 14種類もの高機能
MeWORKは、先述した3つの機能性の他にも、合計14の高機能性を持たせている(商品によって備えている機能の数や組み合わせは異なる)。それをわかりやすく示すオリジナルのアイコンも用意している。
トークの間にも、立つ、座る、腕を上げるなど、様々なポージングでブランドの世界観や動きやすさを体現した二人。その魅力についてそれぞれ自らの言葉で語った。
洗える機能について、上戸さんからは、2023年に第3子を出産した母としてリアルなコメントが。「最高ですよね。本当にこの今の服汚さないでほしいなとか思うだけで、やっぱり子供に対する対応も変わっちゃう。『ちょっと汚さないで』とか、『今日ママ高い服着てるからね』とか……でも、(洗えるというのは)そういうことを気にせず子供の相手をできる、余裕を持って子供に対応できるってこと」。
また、どこから見てもウエスト・背中・ヒップが美しいシルエットであることを示す「360°キレイ」の機能は、モチベーションにも繋がると今田さん。「どこから見ても綺麗っていうのは仕事が楽しくなりそうで嬉しい。気持ちがアガりますよね」とCMのイメージ通りに「頑張り屋」な一面を垣間見せた。
■あらゆる動作に対応可能、ジャケット=動きにくいイメージを払拭
発表会後半では、ジャケットを着用した二人が立ち上がってストレッチを行い、動きやすさを実演。座りっぱなしのオフィスでは肩や腰が凝りがちだが、ジャケットを着たままでも腕を伸ばしたり簡単なストレッチができることを見せた。また、しゃがんだり屈伸して見せ、立ったり座ったりすることが多い職場であっても問題ないことを披露。様々な動作、環境に対応できることを示した。
MeWORKのブランドキャラクターをつとめて4年目になる上田さんからは、「1人でも多くの方にMeWORKの着心地を知っていただきたい。本当にみんながもっと楽しく楽に、力を抜けるところは抜いて、お仕事できたらなって思う。一緒に気持ちを味わえたら」。今田さんも「とにかく着心地がラク。ぜひお店で体験してもらいたい。アヤジャケ、ミオジャケというのもあるので、セットで楽しんでもらえたら嬉しい」と続け、同じように仕事にプライベートにと頑張る女性に向けて、エールを送った。
■商品満足度93.9%! MeWORKは全ビジネスアイテムへ本格展開へ
MeWORKのブランドマネジャーを務めるAOKIの緑河育美氏によると、MeWORKのスタートは2002年。一部店舗の新士服売り場の一角で始まった当時は、かなり小規模なものだった。2008年から2013年には、フレッシャーズやリクルートをターゲットにした市場でシェアを獲得し、大きく成長。だが少子化が進む中でこれまでの偏った戦略への課題感を踏まえ、2014年から働く女性のマーケットに着目し、ファッション訴求を中心としたトライアンドエラーを繰り返し、リクルートイメージからの変革を図ったという。
コロナ禍を経て、よりコスパ・タイパが重視されるようになったことを受け、2021年からはジャケットに特化して先述の「洗える・防シワ・ストレッチ」機能を付加した商品開発を実施。3年間で20代から60代までの支持を獲得し、商品の満足度93.9%という調査結果も得られたと言及。好感触をつかめたことで、この度、MeWORKは高機能レディースウェアブランドとして、ジャケット以外の商品も含めたすべてのビジネスアイテムでの商品展開を仕掛けていくと語った。
■ラクできるビジネスウェアで、働く女性はもっと軽やかに輝ける
CMでは、同じ働く先輩と後輩という設定の上戸さん・今田さん。発表会の場ではMeWORKの多機能性を示す16のアイコンからその意味を問うクイズが出されたが、回答を書く合間にも上戸さんがヒントとなるような発言をして今田さんが「優しい」と返すなど、息もぴったり。気遣いと信頼を感じさせる、本物の先輩後輩のようなやり取りを見せた。
「こんな先輩に見られたい」「こんなスタイルだったら、自分も仕事を頑張れそうかも」と思わせるイメージ像にぴったりの二人。しかもそのイメージを実現するのに、もう「ちょっと無理して頑張る」必要なんてない……。おしゃれも仕事もプライベートも、ストレスを減らしてもっと自由に。今より輝く毎日を過ごすための欲張りな多機能オフィスウェアは、今後女性たちの間でメジャーとなっていきそうだ。