フジテレビ系ドラマ『全領域異常解決室』(毎週水曜22:00~ ※FODで先行・見逃し配信)の第2話が、きょう16日に放送される。

  • 「きつねダンス」を披露する広瀬アリス (C)フジテレビ

    「きつねダンス」を披露する広瀬アリス (C)フジテレビ

集団失神が相次ぐ名門女子高が舞台

“不可解な異常事件”を「全領域異常解決室」(通称「全決(ゼンケツ)」)が解決していく同ドラマ。第2話の舞台は、名門進学校だ。

葛乃葉女子高等学校では、集団失神が相次いでいた。1カ月ほど前から生徒の授業中の居眠りが急激に増え、今や教師も含め7割の生徒たちが失神を経験しているという。今回も謎の神「ヒルコ」を名乗る人物から犯行声明が出され「全決」の興玉雅(藤原竜也)と雨野小夢(広瀬アリス)は究明に向けて調査を始める。

学校に赴いた2人は、校長から3年生で生徒会長をしている剣持日向(清乃あさ姫)を紹介される。その様子を怪しげな生物教師・山杉幹夫(林泰文)が遠くから見つめていて…。

興玉は学校の裏庭に多数の花が手向けられているのを発見する。2カ月前に当時の生徒会長・白石一香(井上音生)が飛び降りていたのだ。白石と剣持は生徒会長と副会長で、さらに同じ生物部の親友だったという。興玉が自殺の原因を尋ねるが、剣持は言葉を濁す。さらに、1カ月ほど前には「イケメン先生」と呼ばれ大人気だった歴史教師・池神春来(中尾暢樹)も失踪していた――。

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ダンス決めポーズの一瞬の表情に注目

超常現象のスペシャリストとして、第1話では論理的に事件を解決した興玉。だが、敷地の一画にあったはずの祠(ほこら)がなくなっていることに気づき、解体されたと聞くと、「これが祟りの正体です」とつぶやき、全校生徒の前で「皆さんが急に意識を失ってしまう理由は、キツネツキです」と話すなど、オカルトに染まってしまった人のような発言が飛び出す。

一瞬心配になるが、そこは異常なまでの知識、記憶力、洞察力を兼ね備えた興玉。周囲を動揺させながらも、事件解決に導いてくれるだろうという信頼が、第2話でもう確立されている。

一方で、「全決」新人の小夢に対しては、パワハラにならない塩梅で「勉強不足ですね」と随所で的確な指導。それでも小夢はめげることなく、コミュニケーション力を生かして、生徒たちから校内の人間関係や本音を聞き出していく。

この生徒たちと打ち解ける手段として登場するのが、「きつねダンス」。ダンスが苦手と公言している広瀬だが、持ち前の運動神経を生かした息の合った踊りを見せている。最後の決めポーズでは、芝居を抜きに少しホッとした表情もうかがえるので、その一瞬にも注目だ。

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