神戸市、ギックス、キッズライン、BIPROGY、三井不動産、UDCKタウンマネジメントはこのほど、柏の葉スマートシティの都市OSである「スマートライフパス」「Dot to Dot」を、神戸市全域で導入した。

  • 神戸市(神戸市立博物館)/子育てスタンプラリー・子ども一時預かりモニターイメージ図

神戸市は、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)ですでにさまざまなサービス実績がある都市OSとして、ポータルサイトである「スマートライフパス」、データ連携基盤「Dot to Dot」に着目した。

都市OSはデータ連携の仕組みを含み、拡張性が高いことが特徴であるという。この既存の都市OSを共同利用することにより、神戸市は初期費用負担なく、導入決定からわずか1カ月で神戸市民へのサービスを提供が可能となった。

今後、都市OSを活用したサービス拡大や、他自治体への展開の可能性を検証し、迅速なスマートシティのサービス導入の事例として発信していくことを目指す。

この共同利用の枠組みは、総務省が実施する令和6年度多様な広域連携促進事業に採択されている。今後、他自治体が導入するにあたり、費用対効果の検証やガイドラインを整備して、標準的な都市OSのモデルケースとして取りまとめていく。