Clamppyは10月15日、「単身赴任と浮気や離婚に関するアンケート」の結果を発表した。調査は2024年6月10日~6月24日、自分か配偶者(もしくは両方)が単身赴任をしていたことがある人、現在している人1,000名を対象にインターネットで行われた。
単身赴任中に浮気をした・された人は全体の26%
単身赴任中に浮気をした・された人は全体の26%だった。
単身赴任をした側の浮気率は22%
単身赴任中の浮気の中でも、「単身赴任をした側」が浮気をしたケースは22.1%あった。全体の25.9%が単身赴任中の浮気を経験している中での22.1%なので、大半が単身赴任をした側の浮気とわかる。
また、「単身赴任をした側の浮気」の中でも男性は「自分が単身赴任をして自分が浮気をした」が26.7%と最も多いのに対して、女性では「相手が単身赴任をして相手が浮気をした」が12.3%と最も多い結果となった。
相手が単身赴任して残った側の浮気率は5%
反対に、相手が単身赴任をして残った側の浮気は5.4%と、単身赴任をした側の浮気に比べて大幅に少なくなる。男女別で見ると、男性では「自分が単身赴任をして相手が浮気をした」が一番多く2.5%、女性は「相手が単身赴任をして自分が浮気をした」が2.8%で1位となった。
浮気をした主な理由は「独身に戻ったような気分になった」
単身赴任中に浮気をした理由で最も多かったのは、「独身に戻ったような気になった」だった。パートナーと離れて暮らすため、1人の時間が増えて自由を感じるようになるのかもしれない。2位の「単身赴任をきっかけに出会いが増えた」と、3位の「外出しやすくなった」も1人で暮らす自由さゆえの行動と考えられる。
ちなみに、男性の意見は1位~3位まで全体ランキングと同じだが、女性は少し異なり、1位「独身に戻った気になった」、2位「1人の生活がさみしかった」、3位「外出しやすくなった」となっている。
その他にも、「少し羽目を外したかったから」(男性)、「やはり淋しいのと離れると心も変わっていく」(女性)、「自由な時間ができたこと。ストレスの発散で飲みに行く事で出会いが増えたこと」(男性)、「やはり男だから寂しかった事が第一の大きな理由である。但し寂しさから付き合った女性には本当の愛は感じなかった。それで1年程で別れた」(男性)、「元々レスだったのが自由時間が出来て浮気しやすくなった」(男性)といった様々な意見が寄せられた。
単身赴任中にした浮気が人生で初めての浮気になった人は約半数
単身赴任中の浮気が人生で初めての浮気かどうかを聞いたアンケートでは、「初めて」と「初めてではない」がおおよそ半分ずつの結果となった。単身赴任をする・しないにかかわらず、「浮気をする人はする」という傾向が伺える。また、同アンケートの割合に男女差はほとんど見られなかった。
単身赴任中の浮気は71%が単身赴任をした最初の半年以内に始まっている
単身赴任後の浮気は、比較的早い段階で始まっている傾向にあるようだ。
1カ月~3カ月が29.9%、3カ月~6カ月が40.8%と、合わせて約7割の人が半年以内に浮気が始まっている。男女別に見ても半年以内に浮気が始まったのは男性で75.2%、女性が57.4%と高い割合だった。「逆に言うと、単身赴任が長くなれば浮気の可能性が高まるというわけではなく、浮気をするかどうかは最初の半年が肝心と言える」と同調査。
浮気相手に「自分は既婚者だ」と伝えている人は74%
浮気相手に自分が既婚であると伝えている人は、全体の73.6%いた。
単身赴任中の浮気がバレた主な原因は「携帯電話」や「お金の使い方の変化」
単身赴任中の浮気がバレた原因は、1位「携帯電話の中を見られた」、2位「自分のお金の使い方が荒くなり気が付かれた」、3位「配偶者が単身赴任先に来てバレた」となった。
携帯電話の中を見られた際のエピソードには、「私の様子や行動が普段と違っていたことからスマホの履歴をチェックされ浮気がバレました」(男性)、「夫が単身赴任になった事で携帯を机に置くようになったのですが、いつものように机に置いていたところ浮気相手からのLINEが入り夫に見られてしまった」(女性)といったものが寄せられた。
「クレジットカードの管理は妻が行っているので、単身赴任をしている時に利用金額が増えていることで気づかれてしまった。単身赴任前は多くても月に3万円くらいでしたが、浮気をしてからレストランや観光、プレゼント代などで月に10万円以上使ってしまいバレました」(男性)、「不倫相手と旅行をしていたのがカードの使用履歴からばれてしまった」(男性)など、自分のお金の使い方が荒くなり気が付かれたというパターンも。
他にも、「元嫁が休日にサプライズで尋ねて来て、その時、部屋に浮気相手がいてバッティングした」(男性)、「妻とこどもが祖父母と旅行に行くということで、こっちに来ないだろうと思い、浮気相手を呼んでくつろいでいたところ、突然不意打ちにやってきてバレてしまいました。妻としてはサプライズの気持ちでしたことが最悪の事態になってしまいました」(男性)といったエピソードが寄せられた。
相手の浮気に気づいた原因1位は「連絡の頻度が減った」
浮気をされた側が「浮気に気づいた原因」は、1位「連絡の頻度が減った」、2位「携帯電話の中を見た」、3位「相手のお金の使い方が荒くなり気が付いた」だった。
「連絡の頻度が減って気付いた」という人からは、「連絡が減り、帰宅頻度が減り、謎の空白時間が増えた。SNSで夫が投稿したものに妙なコメントがあり、それを疑ったら黒だった」(女性)、「いつも連絡してくる時間に返信がなくなったので、不審に思ったのがきっかけでした。友人に相談したところ、SNSの投稿のコメントや友人を追っていき気づきました」(女性)といった回答が寄せられた。
「スマホの画面を隠すようなって、ちらっと見た時にマッチングアプリが見えたから気づいた」(女性)、「こそこそスマホをいじっていたので相手がお風呂に入っている間にこっそり見ました」(女性)という人もいた。スマホ画面を隠すようになったり、こそこそとスマホをいじったりと、明らかに怪しい行動が目立ってしまったケース。これほどあからさまに怪しいと、スマホを見ないわけにはいかないかもしれない。
「金つかいがあらいな、と思って、帰宅したときにカバンをあさったらカードの控えが出てきてそれがホテルだった。それからスマホをチェックすると証拠があった」(女性)、「生活費がいつもより少なくて言い合いになり相手のカバンをみたらラブホテルのレシートやハイブランドの領収書がでてきた」(女性)など、相手の金遣いの荒さで浮気に気づくケースも多いようだ。
単身赴任の末に離婚した夫婦は11%
単身赴任をした結果、離婚をした夫婦は全体の11.1%で、その内、単身赴任中の浮気が理由で離婚した人は46.6%だった。
単身赴任中は配偶者との距離が物理的に離れる。そのため、単身赴任をしての離婚には「協議を進めづらい」「元の居住地と単身赴任先を行ったり来たりして話し合いをするのが大変だった」と語る人が多く見られた。
66%の人が単身赴任中に浮気が発覚しても離婚を選んでいない
一方、離婚をした・していないにかかわらず単身赴任中の浮気がバレた後どうなったかについては、「離婚せず浮気相手と別れた」が44.4%、「離婚せず浮気相手とも別れていない」が21.3%と、離婚を選ばなかった人が65.7%いるとわかった。男女で比べると、離婚をしなかった男性は60.1%、女性は75.4%と女性の方が浮気が発覚しても離婚していない率が高いようだ。また、「離婚せず浮気相手とも別れていない」男性は15.9%に対して、女性は30.8%と2倍近い割合だった。
単身赴任中に浮気をされないための予防策1位は「連絡をこまめにとる」
単身赴任中の浮気を防ぐための予防策について聞いた質問では、「連絡をこまめに取る」に一番票が集まった。「特にしていない」を除くと、2位は「相手に会う頻度を高くする」で3位は「浮気しないでねと釘を刺しておく」。連絡をこまめに取るのと、会う頻度を高くするのは相手及び自分に寂しさを感じさせないためか。
その他、「お互いにGPSアプリを入れていた」(男性)、「共通の友人に監視してもらう(趣味がクライミングなのでジムの人にお願いしました)」(女性)、「連絡を不定期にとることで何時連絡してくるか予測できないようにした。浮気や魔が差すのは一種の緩みであると考え、常に緊張感をもたせるようにした」(女性)などの意見が寄せられた。