青山商事は、「洋服の青山」と「神戸大学」の産学共同研究により肩への着圧が5分の1になることを実現したスーツを、10月10日から全国の洋服の青山および、公式オンラインストアで発売する。
これからの季節は、ジャケットを要望する方が増え「見た目はキチっとしたスーツでありながらも楽に着用したい」という声があがっている。そこで、長年「洋服の青山」で培ってきたメンズテーラードの技術にレディスウエアの発想を取り入れることで、従来品よりも肩の可動域が広い着心地の良いスーツを完成させた。
今回は、神戸大学で衣服圧を研究している井上真理教授へ相談する事により『産学共同研究』が実現。共同研究「特別縫製仕様によるスーツ着用時の衣服内圧の比較検証」により、動きやすさを数値化した。
ジャケットの特徴は、肩の可動域の広がりと着用時の軽さ柔らかさを表現するために、従来のアームホール全体を縫いつける伝統的な縫製から、レディスウエアの特徴でもある縫い付け箇所を少なくしながらも強度を持たせる縫製に変更した。
メンズだけでなくレディスの縫製にもこだわっているからこそ、新たな発想で手掛けることのできた企画。また表地は、この縫製によるメリットを引き出すため独自開発したポリエステル素材を採用。イージーメンテナンスと着心地の楽さを追求しつつも、これまで培ってきた立体縫製の技術により、キチっと見えするスーツとなっている。
商品概要は以下の通り。
商品名は、肩くるしくないスーツ(1. パーソンズ 品番:146003、146004 / 2.リーガル 品番:RGF001)。色は、1. ブラック、ネイビー、グレー 2,ネイビー、グレー。素材は、ポリエステル100%。サイズは、1. YA3~BE8(全23サイズ) 2. A3~BE8(全18サイズ)。
※色によっては展開していないサイズがある。
販売価格は、3万2,890円。販売店舗は、洋服の青山全店、洋服の青山公式オンラインストア。
※記載情報はリリース発表時現在のもの。
商品着用イメージを紹介する。
アームホールの縫い付け箇所を少なくすることで、肩の可動域が広がり、普段の何気ない仕草でも突っ張ることがなくストレスを軽減させる。
産学共同研究データについて紹介する。
S1が従来のスーツ、N2が肩くるしくないスーツ。横軸の時間に沿って手を挙げたり回したりする動作を行った時の衣服圧が縦軸となっている。縦軸の値が大きいほど体にかかる圧力が大きく、動きにくいことを示している。
※特別縫製仕様によるスーツ着用時の衣服内圧の比較検証
この研究により、最大で衣服圧が5分の1になることが証明できた。
※共同研究は、青山商事株式より研究経費、生地及びスーツの提供を受けて実施されたが、共同研究の成果に関係する、データの管理や統計・解析に同社の関与はない。