ぐるなびは、2024年「トレンド鍋」に「新感覚すき焼き」を選定した。
2024年に入り、インバウンド需要は引き続き好調を維持している。日本政府観光局(JNTO)によると、2024年8月時点で訪日外国人数は7ヶ月連続で同月過去最高を記録した。外国人観光客に特に人気の鍋料理が「すき焼き」。
「SUKIYAKI」として長年海外でも親しまれており、昨年度の「楽天ぐるなび外国語版」におけるページビュー(PV)数では、同じく和牛を使った「しゃぶしゃぶ」と比較して約2.5倍の人気を誇っている。
また、ぐるなびのビッグデータを活用し、食のトレンドを分析する「ぐるなびデータライブラリ」によると、直近12ヶ月間の飲食店の取扱指数をもとに分析した結果、今年最も人気が予想される鍋料理は「牛すき鍋」で、国内でも「すき焼き」への注目が高まっていることがわかった。(※)
これは、輸入規制や円安の影響から国産の「高級食材」への需要が高まったことや、インバウンドの回復に伴い「日本食」への関心も高まっていることなどが考えられる。
こうした背景を踏まえ、2024年の「トレンド鍋」として「新感覚すき焼き」を提案する。飲食店の皆様にとっては定番のすき焼きにひと工夫を加えることで、簡単なオペレーションでありながら「新感覚すき焼き」として差別化を図ることができる。
また、贅沢なイメージのすき焼きを気軽に楽しんでもらうため、満足感を高められるほか、ハレの日需要も期待できる。この冬、何度でも食べたくなる「新感覚すき焼き」をぜひ試してほしい。
(※)集計は、ぐるなびデータライブラリで採用している取扱指数を基準にしている。指定キーワードについて特定時点の全店舗数における取扱店店舗数の割合を表す数値「取扱指数」は、特定時点で1,000店舗あたり何店舗存在するかという指標。
「新感覚すき焼き」とは、「卵で食べる」「割下を使う」といった従来のすき焼きの特徴を活かしつつ、食材や割下などに工夫を凝らし、さまざまなスタイルで楽しむすき焼き。多様化する食の嗜好に合わせて新たな形に進化させることで、日本人のみならず、訪日外国人も、伝統的な日本の鍋料理である「すき焼き」の新たな魅力を発見することができる。
「生卵で食べるスタイル」や「甘辛い割下」といった従来のすき焼きのイメージに新たなエッセンスを加え、“新感覚“にアップデートした。
燻製醤油を加えた、燻された香りが特徴の割下に、旨味あふれる黒毛和牛肩ロースを組み合わせた。さっぱりとしたヨーグルトと生黒胡椒を加えた濃厚な卵にくぐらせることで、おいしさが倍増する新感覚のすき焼き。〆には、トレンドのTKM(たまごかけ麺)を用意した。
ユーザー調査で「新感覚すき焼き」のイメージとして1位だったのが「洋風でおしゃれ」なすき焼きだった。
生卵で食べるのが定番なすき焼きを、オムレツでアレンジ。卵が一面に覆われたオムライスの様な見た目で、半日じっくり煮込んだとろける豚肩ロース肉とトマトのほどよい酸味がクセになる、和洋折衷の新感覚なトマトすき焼きです。〆には、ライスコロッケをお鍋に入れ、煮詰まったスープをかけて崩し、リゾット風に。
アンケート調査の結果は以下の通り。 同調査は 2024年9月3日~5日、20~60代 男女ぐるなび会員を対象にインターネットで実施した。
ユーザー調査によると、81.3%が「すき焼きが好き」と回答しており、非常に高い支持を得ている。また、84.4%が「新感覚すき焼きを食べてみたい」と回答しており、伝統的な日本の鍋料理を新しいスタイルで楽しむことへの期待がうかがえる。
「新感覚すき焼き」を提案する際は、従来の魅力を残しつつ、「洋風でおしゃれ」「エキゾチック」「ヘルシー」といった要素を取り入れることで、すき焼きの新たな魅力を引き出し、多様なニーズに応えることができそうだ。