風水に関心がある人は多いでしょう。風水は運を呼び込むためにも取り組みやすい中国の思想のひとつです。
中国の風水は細かくルールがあるのですが、今回は、日本でなじみ深い、中国の風水をアレンジした簡易型の風水を用いて、勉強がはかどる部屋やお金が貯まる部屋を紹介します。
◆金運アップを狙うなら掃除を!水回りの整理整頓を心がけよう
お金が欲しい、金運アップをしたいと思うなら、絶対にやるべきことは掃除です。その中でも特に大切な場所は、お風呂、トイレ、キッチン等の水回りです。
水回りは部屋の中でも体と密接な場所であり、自分を大切にできない・大切にしようとしない人に成功はありません! 水回りの掃除はこまめにすることが必要です。
ただ、水回りの掃除は意外と面倒なのですよね。そこで、お風呂なら出たときに簡単でいいので掃除をしておくことです。
また、節約のためにお風呂に水を溜めておき、洗濯に使うという人もいるかもしれませんが、そもそもお風呂の水は体から出てきた良くないモノが溶け込んでいるのです。そのような水で洗濯をしても運気アップは遠のいてしまいます。
お風呂の水を有効活用したいなら、床の拭き掃除に利用する、打ち水にする等がおすすめです。
その他、水回り同様に冷蔵庫の整理も大切です。冷蔵庫は食材を入れておく場所です。賞味期限切れのモノはないか、整理整頓されているか定期的にチェックすることが必要です。
よく冷蔵庫にマグネットやメモを貼っている光景を見かけるのですが、これは風水的にNG。これらの行為は気の乱れを起こすと言われていますので、メモを貼りたいときには冷蔵庫の脇スペースや壁にスペースを確保するようにしましょう。
◆北は不吉な場所じゃない!北枕は頭がさえるって本当!?
日本では北枕は亡くなった方の頭の向きとなっているため、北枕は縁起が悪いと避ける人が多いのです。
ただし、北はスピリチュアルの場所と言われる方位のため、北枕で寝ると頭がさえる、お金を北においておくと増えるとも言われています。
また、方位と同時に大切なのこととして、ベッドや寝室をキレイに整えておくことです。いくら良い方角で休んでいても、散らかっていては運気は上がりません。
北には心を鎮める効果もあると言われていますので、ビジネスパーソンであれば北に机を置いて企画を作ると良いアイデアが生まれます。
北は仕事運つまり金運を上げる方位ですので、この機会に部屋のレイアウトを見直してもよいでしょう。貯金通帳等のお金に関する書類等は部屋の北の暗い場所へ保管しておくと良いとされています。
その他にも、北は人間関係をつかさどる方位とも言われています。つねに良い気を保てるように清潔さを心がけておくことが大切です。
なお、北の窓を開けっ放しにしておくと、縁が定着しないと言われています。つまり、恋愛運や結婚運が落ちてしまうことになってしまいます。風水的にも健康のことを考えても窓を開けて換気をすることは大切ですが、必要最低限にとどめておくとよいでしょう。
◆西で記憶力アップ、東で情報収集
仕事のプレゼンをするとき、学生なら試験前等は、記憶力をアップさせたいなと考える人は多いのではないでしょうか。そんな人に役立つのが、西側を向いて勉強をする方法です。
実は、西は記憶力をつかさどる方位と言われています。そのため、西側で勉強をするといつも以上に記憶力がアップします。試す価値は大いにありますね。
仕事に役立つヒントが欲しいなら、情報が集まりやすい東の方位を活用します。つまり、東側を向いて作業をするのがおすすめなのです。
◆自宅の中心の場所や部屋をアレンジしていこう
運気を上げたいときには、運が集まりやすい、自宅の中心の部分を定位置にすると運気がアップしていきます。自宅のどこが中心部分か分からない場合には、不動産会社からもらった間取り図を使って四隅から「×印」を書いて中心地点を見極めていきましょう。
中心部ではないけれど、お気に入りのスペースがあるなら、その部分の掃除や整理整頓をしましょう。
その他にも、基本となるのが運の通り道である玄関です。運を跳ね返さないように玄関の正面に鏡を置かない、靴は必要以上に出さない、たたきもキレイに掃除をすることを心がけてくださいね。
今回紹介した風水は簡単なものばかり。ぜひ、活用してみてください。
文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)
金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
文=飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)