「もともと買う予定はなかったけれど、つい買ってしまった……」と、衝動買いをしてしまった経験はありませんか? 私はあります。
それが良い買い物であれば良いのですが、筆者は「予算を超えてまで、いま買う必要はなかったな」と後悔したことが多々あります。
ダメだと分かっているのに止められない衝動買い。どうすれば予防できるでしょうか。本記事では、衝動買いを防ぐ方法を1つご紹介します。
◆「誰と買い物に行くか?」が大事
Xuqi Chen氏らが2021年に発表した研究『Impulsive purchasing in grocery shopping: Do the shopping companions matter?』によると、衝動買いの頻度は「誰と買い物に行くか?」が密接に関わっているそうです。
同研究によると、仲の良い人と一緒に買い物に出掛けるほど、衝動買いが増える傾向があるそうです。
また、性別ごとの違いとして、女性は子どもや親しい友人の影響を受けやすく、男性は両親や同僚の影響を受けやすい傾向がありました。
この研究を見たときに「たしかにな~」と激しく頷いてしまいました。
上司と百貨店へ出掛けたときには「中原くん、いい年なんだから、こういうものは持っておいたほうが良いよ」と興味もないし趣味もあわないネクタイを1本すすめられ、買ってしまったこともありました。
ほかにも、家族で外出したとき、3歳の娘を連れてアンパンマンミュージアムへ出掛けたのですが、娘がアンパンマングッズを見てうっとりしている姿をみて、夫婦で買い物せずにはいられなくなりました。
◆「衝動買いにつながりそうなスポット」には近づかない
衝動買いって、後になってから「なんでこんなものを買ったんだろう」と後悔するものですが、振り返ってみると人間関係の都合とかで「買わざるを得ない状況」が結構あるんですよね。
特に家族でよく外出する方は「小さな子どもにせがまれて仕方なく」買い物することが多いかと思います。
うちの娘は外食が大好きで、おしゃれなカフェが目に入ると「あのお店でお茶したい!」とせがんでくることがよくあります。株で負けたときや財布のヒモがキツいときに、娘と出掛ける場合、夫婦でなるべくおしゃれな店の前は通らないようにして、「衝動買いにつながりそうなスポット」には近づかないようにすることもしばしばあります。
もちろん、衝動買いが悪いわけではありませんが、節約したいときには「買い物は1人でいく」「家族で出掛けるなら財布を出さなくても良い場所にする」といった工夫をしてみると良いかもしれませんね。
文:中原 良太(個人投資家・トレーダー)
18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞。主に株式投資とマネー(お金)についての情報をSNSやYouTube、メルマガなどで発信。IQ上位2%のMENSA会員。
文=中原 良太(個人投資家・トレーダー)