“日本一のコント師”を決める大会『キングオブコント2024』の決勝が12日(18:30~21:56)、TBSで生放送され、お笑いコンビ・ラブレターズ(塚本直毅、溜口佑太朗)が優勝。17代目キングに輝いた2人が放送後に報道陣の取材に応じた。
『キングオブコント』に2008年の第1回から挑戦し続け、2年連続5回目の決勝で悲願の栄冠を勝ち取ったラブレターズ。決勝のファーストステージでは「光」というネタを、ファイナルステージでは「YOUは何しに海岸へ?」というネタを披露して、優勝をつかんだ。
塚本は「まだ信じられはしないんですけど、僕らが出ていた中でだいぶ粘りに粘って取ったものだと思うので、ちゃんと胸張って活動していければなと思います」と喜びを述べ、溜口は「ずっと負け続けていた人生なので。こんなことがあるって自分でも信じてなかったので、続けていれば報われることもあるのかなと思って、今日は自分を褒めてあげようかなと思っています」と感慨深げに語った。
また、塚本は「我々なんかギリギリ活動していたような芸人をオードリーさんとか山里(亮太)さんとか諸先輩方がたまにライブとか呼んでくれて。『まだいていいんですね』みたいな気持ちでずっと続けさせてもらってきたので、その応援はものすごく大きかったですね」と先輩芸人の応援に感謝。溜口も「売れてない時期も気にかけてくれていた」と話した。
続けては溜口は「さっきスマホを見たら春日さんが『おめでトゥース!』と。普段は既読スルーとかが多いんですけど(笑)。本当にずっと気にかけてくださったんで、いつかこのまま恩返しできればなと思います」と言い、塚本も「(『おめでトゥース!』)いただいたね。めでたい!」と笑顔を見せていた。
史上最多となる3139組がエントリーした今年の『キングオブコント』。決勝のファーストステージは、ロングコートダディ、ダンビラムーチョ、シティホテル3号室、や団、コットン、ニッポンの社長、ファイヤーサンダー、cacao、隣人、ラブレターズの順でネタを披露。審査員1人あたり持ち点100点、計500点満点で競い、ファイヤーサンダーが476点で1位、ロングコートダディとラブレターズが475点で同率2位となり、この3組がファイナルステージに進出した。
ファイナルステージは、ラブレターズ、ロングコートダディ、ファイヤーサンダーの順でネタを披露。同じく計500点満点で採点し、ラブレターズは472点(合計947点)、ロングコートダディは471点(合計946点)、ファイヤーサンダーは469点(合計945点)となり、ファーストステージとの合計得点が最も高かったラブレターズが、第17代キングの称号と優勝賞金1000万円をつかんだ。