俳優の松下洸平と森川葵が11日、東京・汐留の日本テレビで行われた同局系ドラマ『放課後カルテ』(12日スタート、毎週土曜21:00~)の記者会見に出席した。
ロケ現場で自分を抑える「児童のみんなよりはしゃがないように」
学校医として小学校に赴任してきた小児科医の牧野(松下)が、文句ばかりで口も態度も大きい問題ドクターでありながら、鋭い観察眼で子どもの小さなサインも見逃さず、救っていく同ドラマ。森川は、牧野が学校医として赴任した小学校の6年2組の担任・篠谷先生を演じる。
会見では、第1話に登場する児童役の子どもたちからの質問に2人が回答。山口暖人からの「小6のとき、どんな子どもでしたか?」に対し、松下は「僕は本当に外で遊ぶのが大好きな子どもでした。放課後は外で鬼ごっこしたり、缶蹴りしたり。八王子の田舎のほうで育って自然がすごく多かったので、川遊びもしてましたね」と振り返る。
ただ、「今回は、子どもが遊びそうな山とか川とかにロケに行くんですけど、児童のみんなよりもはしゃがないように気をつけてます。牧野先生は絶対直射日光嫌いですし、あんまり衣装を汚さないように(笑)」と、真逆のキャラクターを演じる苦労を明かした。
一方の森川は「私は松下さんと真逆で、小6ぐらいから運動が嫌いかなって思い始めて。教室の中でお絵かきしたりトランプしたり、外には出ないで教室の中で過ごすタイプでした」と、最近までバラエティで見せていた“ワイルド・スピード”な姿からは意外な一面を紹介。松下が「缶蹴りしたことあります?」と聞き、「ないんです」と答えると、「えっ!?」と驚いた松下は「児童のみんなとやりまっしょうか?」と誘っていた。
第1話試写で一番泣いていたのはプロデューサー
わんぱくな幼少期を過ごした松下だが、児童役の増田梨沙に驚かされたシーンが。「シーツで涙を拭こうとするから、“これで拭くな!”ってティッシュを渡すんですけど、そしたらそのティッシュで涙拭いて、鼻かんで、そのティッシュでまた涙拭くんです(笑)。あれは子どもにしかできないですよね。大人になったらもう一枚取りますけど、そうじゃないところを見せてくれるのは、いつも一緒にいて勉強になります」と、現代っ子が見せるわんぱくぶりに感心した。
会見の前には第1話の完成披露試写が行われ、観客の中には涙する人の姿も。しかし、その誰よりも泣いていたのは番組のプロデューサーだったといい、松下は「制作陣の中で一番第1話を見てるはずなんですけど、それでも泣いてくださってるのはうれしいです」と愛を感じていた。