三井不動産レジデンシャルとエネコートテクノロジーズはこのほど、ペロブスカイト太陽電池を活用したアートアロマディフューザーを、10月1日に開業したシニアレジデンス「パークウェルステイト西麻布」に設置し、実証実験を開始した。
エネコートテクノロジーズは、京都大学発のスタートアップでペロブスカイト太陽電池の開発を手掛けている。今回の実証実験は、京都大学若宮淳志教授の研究室とも連携し、産学連携でペロブスカイト太陽電池の実用化を加速するもの。
ペロブスカイト太陽電池を活用したアートアロマディフューザー(作品名:「廻 -まわる-」、作者:KAARA)は、ペロブスカイト太陽電池の「室内のような低照度においても発電する」「薄い・軽い・曲がる」といった特性を活かした作品。
すまいとくらしに潤いを与えるような意匠性をもたせつつ、ペロブスカイト太陽電池によって生み出したエネルギーを利用したアロマディフューザーの機能を持つ。
同施設での実証実験後、三井不動産レジデンシャルが提供する住宅内のさまざまな場所に移設することで、実際のすまいやくらしに近い環境で同製品の耐久性や効率性などを検証する実証実験を実施する。