フジテレビの宮司愛海アナウンサーが5日、音楽ストリーミングサービス・Spotifyで、ポッドキャスト番組『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』に出演。社会人10年目の苦悩を打ち明けた。

成長の先にある“新たな壁”

宮司愛海アナウンサー

この日の配信では、30代男性リスナーの「昔よりできることが増えているのに、新たな壁にぶち当たって成長できていないように感じたり、新しいことが増えすぎて何もかもが嫌になったり、気持ちのコントロールが難しい」という悩みを紹介。「楽になりたくて“楽な仕事にありつきたい”という気持ちもあるが、部下や後輩の手前、カッコつけてしまい、自分で自分の首を絞めてしまうこともある」とこぼすと、同世代の宮司アナは、「わかる(笑)。カッコつけちゃうんだよな~」と苦笑しながら共感した。

続けて、「新入社員や若手からすれば、30代半ばって、めちゃ先輩ですしね。すごい当たり前に何でもできるんだろうなと思って見てるときもある」と想像しながら、「でも、30代半ばになってもわからないことばっかりだし、悩むことばっかりだし、できないことも多いし。そのギャップに苦しめられるのは、私もありますけどね」と吐露。先輩として後輩に指導することもあるが、「じゃあ、自分はできてるのかって思ったり。どうしよう? どう思われたかな? 私も全然できてないな……って、なんか二重で落ち込む」と心の内を明かした。

キャリア形成で重要な時期とされる30代になり、「前に進んでる感じがあんまり得られないというか。それぐらいの年次って、できて当たり前がベースになってるから。すごいじゃん! って言われることもないし、できて当たり前なんですよ」という苦悩を語った宮司アナ。「トラブルやミスがあれば自分のせいだけど、ミスなくいけば、それはそうでしょ? 当たり前でしょ? って言われる。やったじゃん! よくやったね! って言うことは、あんまりなくなりますよね。できて当たり前のレベルが上がるからな~」と冷静に分析しつつ、「だからこそ、30代が一番大事なんでしょうね」と話していた。

【編集部MEMO】
2023年11月にスタートした『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』は、フジテレビアナウンサー・宮司愛海がパーソナリティを務めるSpotifyオリジナルポッドキャスト番組(毎週土曜9時配信)。宮司アナは番組開始前、「入社9年目、会社員として働く毎日で感じたこと、思ったことを話します。アナウンサーとしての私、32歳の等身大の私。背伸びせずありのままの気持ちを言葉で表現したいと思っています。基本的には“ひとりごと”のつもりですが、時々素敵なゲストの方をお迎えしていくつもりです」とコメントを寄せ、「リスナーの皆さまからのメッセージや叱咤(しった)激励も織り交ぜながら、素敵な番組を作っていきたいと思っています!」と意気込んでいた。