JR東日本首都圏本部新宿統括センターは10日、東京・大宮総合訓練センターで活躍する事業用車両クモユニ143形の体験・撮影イベント「クモユニ143満喫プラン」をボリュームアップした第3弾として11月23日と12月8日に開催すると発表した。
クモユニ143形は、郵便室と荷物室を備えた事業用車両として1981年に落成。特殊装備の室内のほか、運転台も左手で主幹制御器(マスコン)、右手でブレーキ弁ハンドルを操作するツーハンドル式となっており、圧力計や速度計などのアナログメーターや表示灯が並ぶ、昔ながらの装置を備える。2018年から東京・大宮総合訓練センターに配置され、乗務員・駅社員らの訓練で活躍している。
今回のイベントは、クモユニ143形が再塗装されてから初のお披露目となる。体験乗車では、クモユニ143形に加えて209系訓練車にも乗車可能。クモユニ143形を訓練線路上に静止した状態で撮影(持参した三脚の使用可)も行える。
クモユニ143形の各種機器を係員が操作し、機器稼働の際に聞こえるサウンドを披露する「サウンドショー(各種機器動作実演)」も実施。今回、初の試みとして、駅社員・乗務員が行う異常時対応訓練さながらに連結を行う「クモユニ143&209系訓練車 連結風景撮影」、クモユニ143形のブレーキ弁ハンドルによる非常ブレーキ操作体験が行われる。
11月23日と12月8日の両日とも10時30分から東京・大宮総合訓練センター(東大宮駅から徒歩約20分)で開催。参加費は4万5,000円。「JRE MALL チケット」JR東日本首都圏本部で10月10日から参加者を募集(中学生以上を対象に各日10名)し、定員に達し次第、募集を締め切る。