10月9日に公開された配信ソフトウェア「OBS Studio」の次期ベータ版「OBS Studio 31.0.0 Beta 1」において、NVIDIA Kepler世代のグラフィックスがサポート対象から外れるようだ。おそらく今後正式バージョンにも反映されるとみられ、旧世代製品を映像処理用に活用してきたユーザーはハードウェアの更新が必要になるはずだ。

  • 画像はMSI製GTX 750 Ti搭載グラフィックスカード

NVIDIA Kepler世代は、GeForce GTX 600 / GTX 700シリーズに採用されていたアーキテクチャ。映像処理専用のNVENCコアが初めて搭載されたシリーズで、今年10周年を迎えているが現行最新ドライバでも利用可能。今年初めに公開されていた「Twitch Enhanced Broadcasting」についてもサポート対象に含まれていたが、今回使えなくなることになる。そのほか、新機能は下記の通り。

  • NVIDIAぼかしフィルタと背景ぼかしを追加
  • プレビュースクロールバーとズーム/スケールインジケータを追加した
  • AJAデバイスキャプチャ用のv210フォーマットサポートを追加
  • Amazon IVSサービスの統合を追加
  • QSV AV1 Screen Content Codingを追加した
  • ファーストパーティのYouTubeチャット機能を有効にした]