JR東日本水戸支社は9日、日々の鉄道設備メンテナンスで活躍するインテグレート保守用車群「GMAC(ジーマック)」の操作体験などができる体験ツアーを11月16・17日に開催すると発表した。
「GMAC」は「Next Generation Maintenance Machine」の略称。将来の鉄道設備メンテナンスの変革につなげるモデルとして、2020年度に日本で初めて導入されたインテグレート保守用車群だという。レール・砕石など鉄道用機材の運搬や鉄道設備の交換作業を行う「MMU(Mobile Maintenance Unit)」、鉄道設備の状態や周辺環境などのデータを収集する「検査駆動車」で編成されている。
鉄道用機材を車両に積載しながら、天候を気にせず車両内でメンテナンス作業を行える特徴があるほか、鉄道設備の検査やデータ収集の機能も有し、日本に1台しかない珍しい車両となっている。
11月16・17日の体験ツアーでは、「MMU」の設備説明・操作体験と線路メンテナンス作業体験、「検査駆動車」の設備説明・操作体験を行うほか、写真撮影も予定している。小学生を連れての参加も可能とされ、普段は体験できない貴重なツアーとなる。
各日とも第1部(9時30分から12時まで)・第2部(13時30分から16時まで)の2回開催。いわき駅改札外で受付を行い、同駅構内でイベントが開催される。大人1名または大人1名・小学生1名を対象に、各部15組(計60組)を募集し、販売額は各部とも1組1万9,000円。「JRE MALL チケット」JR東日本水戸支社にて10月11日12時30分から販売し、定員に達し次第、募集を締め切る。