キリンホールディングスは、自分自身の体調を守るために重要な免疫のケアを啓発する官民連携活動「げんきな免疫プロジェクト」の一環として行った「昨年冬の世帯感染率調査」の結果を10月8日に発表。同調査は2024年9月11日~9月12日の期間、全国の20~70代の男女1000人を対象に、インターネットで実施した。
「去年の冬(11~2月)、あなたやあなたの家族は、風邪やインフルエンザ、コロナウイルスを含む感染症について、罹患しないように、何らかの対策を行っていましたか? 」という質問に対して、78.1%の人が「十分に行っていた」または「やや行っていた」と回答。新型コロナウイルスの流行以降、大半の世帯で、引き続き感染症対策が実施されていることがうかがえる。
「以下の感染症のうち、去年の冬(11~2月)にあなたやあなたの家族について、症状が出たものを、それぞれ全てお選びください」という質問では、「十分に行っていた」「やや行っていた」と回答し、対策を行っていた人のうち57.6%が、本人または家族に軽微な風邪を含む何らかの感染症の症状が出ていたことが明らかになった。
罹患した症状の内訳は、風邪症状が52.6%と約半数を占める一方で、新型コロナウイルス(9.3%)やインフルエンザ(6.4%)など、風邪以外の感染症の症状が本人または家族に出たと回答した人は15.9%となった。
多くの世帯で対策が行われているにも関わらず、重い症状を伴うものも含め感染症を防ぎきれていなかったことがうかがえる。
イシハラクリニック副院長・石原新菜氏は、感染症対策について「基本的な対策として、手洗い、うがい、マスクの着用により手指や呼吸器を介してウイルスや細菌を体内に入れないことが重要」とした。
また、「外から入ってくるウイルスや細菌を防ぐだけでなく、入ってきたものに抵抗する免疫を高めておくことも重要。そこで、大切になってくるのが、"免疫のケア"。免疫機能の維持にはバランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動など日々の生活習慣の見直しが大切」とコメントを寄せている。