フジテレビ系ドラマ『オクラ~迷宮入り事件捜査~』(毎週火曜21:00~)の第1話が8日に放送され、SNSでは、反町隆史が演じる刑事に、かつて『GTO』で見せた鬼塚英吉を想起する声が相次いだ。
このドラマは、反町演じる人情味あふれる昭和刑事・飛鷹千寿と、杉野遥亮演じるクールな令和刑事・不破利己が、長期にわたって未解決となっている実質“オクラ(お蔵入り)”状態の事件に挑むもの。
2人が所属する情報管理室に、12年前に起きた女子小学生殺人事件の容疑者として捜査線上に上がっていたものの証拠不十分で逮捕できなかった矢継周作(黒田大輔)からメールが届いた。当時事件の捜査に当たっていた千寿は、利己、倫子(白石麻衣)とともに被害者の遺体が発見された山の雑木林へと向かうが…。
「捜査に行ってくる」と外出しては、喫茶店でお気に入りのパフェを食べながら適度にサボりながら、熱い思いを持っている千寿。そのキャラクターだけでも鬼塚を連想させていたが、冒頭でバイクの犯人を自転車全速力で追いかけるシーンから、SNSでは「炎天下の蜃気楼の中、自転車で現れる反町隆史はもはやグレートティーチャー」といった声があがった。
その後も、マンションのドアを体当たりで突破するシーンが登場し、「GTOの壁壊しを思い出した」と沸き立つ反応が。「こういう破天荒な反町さんをまた観たかったから嬉しい」など喜びのコメントがあふれていた。
第1話は、TVerとFODで見逃し配信されている。
【編集部MEMO】
『オクラ~迷宮入り事件捜査~』第2話あらすじ
飛鷹千寿(反町隆史)、不破利己(杉野遥亮)が所属する警視庁捜査一課特命捜査情報管理室――通称『オクラ』に、新たなタレコミ情報が舞い込む。2013年に橘東高校で起きた道尾忠司(浦上晟周)という生徒の死亡事件は、自殺ではなくいじめによる殺人だ、という情報だった。
それを聞いた吉岡雷(前田旺志郎)は、自身も橘東高校の出身で、道尾は同級生だったことを明かす。吉岡によれば、道尾は学校に馴染めずいつもひとりでいたため、不良グループの追川孝晃(豊田裕大)や岩淵康太(牧亮祐)らに目を付けられ、執拗ないじめに遭っていたのだという。事件後、吉岡をはじめ他の生徒たちは、学校が実施したアンケート調査で、いじめがあったことを訴えていた。だが教育委員会はいじめを頑なに否定し、進路に悩んだ末の自殺である可能性が高いという結論を出した。千寿は当時、捜査一課課長の加勢英雄(中村俊介)らとともにこの事件の捜査を手がけていたが、何らかの圧力があり、捜査が打ち切られていた。
千寿は、結城倫子(白石麻衣)、吉岡とともにもう一度この事件を洗い直そうとする。手がかりになるものは何もなかったが、利己は当時の資料とタレコミからある暗号を解読し……。
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