アルファノートは10月4日、新紙幣利用とキャッシュレス決済利用に関する意識調査の結果を発表した。調査は2024年9月11日~9月13日、全国の20代~60代の男女500名を対象にインターネットで行われた。
普段の買い物で新紙幣を利用した人は66%
普段の買い物で新紙幣を利用したかについて伺ったところ、上記の通り66%の人が「利用した」と回答した。年代別データでは偏りがなく、全年代が利用していることが分かる。
新紙幣を利用した場所はスーパーマーケットが63%
「普段の買い物で新紙幣を利用した」と回答した人に、具体的にどのような場所で使用したかを尋ねたところ、「スーパーマーケット」が63%で最多となった。次点は「コンビニエンスストア」34%、「ドラッグストア」20%と続く結果となった。この回答から、日常的な買い物で利用していることが分かる。その他の回答には、「郵便局」「入金・振込」「煙草屋」などの回答があった。
87%が「新紙幣が利用できず困ったことはない」
「新紙幣が利用できず困ったことはない」と回答した人は87%にのぼり、旧紙幣から新紙幣へのシフトがスムーズにできている、ということが伺える。年代別に見ると「困ったことがある」と回答した中には20代30代の割合が高い傾向があるようだ。
84%が「新紙幣の発行によってキャッシュレス払いが増えた」
「新紙幣発行がキャッシュレス決済利用に影響した」と回答した人に、どのような影響があったのか具体的に聞いたところ「キャッシュレスでの支払いがまぁまぁ増加した」「キャッシュレスでの支払いがとても増えた」と回答した人を合わせて84%という結果となった。
調査では以下のように分析している。「新紙幣発行前から、新紙幣の発行がキャッシュレス化の促進に寄与するという予見がされていたが、やはりその傾向はあるようだ。理由としては、前述した通り自動販売機や自動精算機、券売機などを新紙幣に対応させるには、店舗のコスト負担が生じるため。その代替手段として、企業のキャッシュレス化が進むと考えられており、実際に市場ではその手段をとる店舗も一定数あったようだ」。