KEIアドバンスは、大学の経営への取り組みに関するアンケート結果を2024年10月3日に発表した。調査は、2023年12月~2024年1月の期間、全国の大学と大学院大学の合計370校の学長を対象に実施したもの。
学生選抜(入試)方式での課題や困難に感じていることに対し、最も多かったのは「一般選抜と年内入試(総合型・学校推薦型選抜)の定員配分」(174校)だった。次いで、「総合型選抜の選抜方法」(136校)、「一般選抜の入試科目や配点など」(97校)と続いた。
学生のメンタルヘルスへの取り組みや、学生の退学・休学への対応についての課題をみると、「メンタルヘルスに問題を抱える学生が増えている」(316校)が最も多く、全体の86%にのぼることが分かった。
次いで、「学生の退学・休学が増えている」(121校)、「学生のメンタルヘルスの状況を把握したいができていない」(55校)と続いた。
大学の国際化やグローバル化への対応状況について、力を入れている項目を尋ねたところ、「海外からの(外国人)留学生受け入れの増加、支援」ならびに「海外との大学間協力、連携の増強」(各236校)がトップに。次いで、「海外へ留学する日本人学生の増加、支援」(227校)、「学士課程の授業での英語もしくは英語対応」(118校)と続いた。